とある動物愛護団体の知人の家が火事で半焼した。
狭い民家に50匹を抱え家の中は肥溜めとごみ屋敷状態で
社会生活は崩壊していた。
出火原因はトラッキング火災のようで隣家も半焼。
ゴミ屋敷によくある出火原因で隣家も本当に気の毒でならない。
猫は50匹中20匹ほどが死亡。
地獄のような現場を想定し覚悟して
生きてる猫と死んだ猫を探すため捜索手伝いに出向いた。
室内だと言うのに猫の糞が部屋の角やケージ裏にものすごい量が堆積し
放水によって室内が「肥溜め」状態でこの中で人間が生活してた事に
驚き管理のゆき届いてない様子が一目で見て取れた。
肥溜めの中瓦礫と大量のゴミと荷物によって足場もままならない現場に
ゴミを搔き分け消防の放水によってびしょ濡れで低体温で死亡した猫や
ゴミに挟まれて身動きとれずに煙による死亡やハンガーに絡まって固まったままの遺体
ケージのプラスティックが溶けてに張り付いたままの無残な焼死遺体が
次から次へと出てくる地獄のような現場に
どうして手伝いに来てしまったんだろうという後悔をした。
辛くて大声をあげて「どうしてこうなった!!酷すぎる」
と猫の遺体に絡まったハンガーを遺体が損傷しないように取り除く
保険の現場調査員も掘り起こされる猫の遺体と奇声を
あげながらゴミの中を探す作業に呆然と修羅場を眺めていた事だろう
猫の遺体数と堆積した猫の糞と荷物の山に
社会生活の破綻を感じ取っただろう
ゴミ屋敷でなければ、50匹も居なければ、
ケージに閉じ込められていなければ
火災によって生きたまま焼かれることも
放水によるびしょ濡れの低体温で死ぬ事も
無かっただろう。有毒ガスによる窒息で苦しむ事も無かった
ゴミさえなければ屋外に飛び出して逃げる事も
できたかもしれない。
50匹も居なければ助ける事も
出来たかもしれない。
室内の管理が適切であれば(掃除が行き届いていれば)
火災は起きなかったかもしれない
人災による火事で非業の死を遂げ犠牲になった
猫達の遺体を目の当たりにして
強い憤りを感じ私達に出来る事は無かったのだろうかと
胸が詰まる
助けるつもりで集めた猫達は
管理の行き届かない現場で
もっとも悲惨な死に方をした
キャパを超えた保護は虐待だと知って欲しい。
この火災当事者の団体は現在とある山の一角で2階建てプレハブを設置し
そこに130匹保護中だが
メインの世話係が1名だけで管理が出来てる状況ではない。
関係者が語るから間違いないだろう
その関係者の山の土地の管理者は
「こんな数の猫を集めるなら土地を貸してなかった・・」
と後悔を漏らす。
プレハブの基礎が出来てないのに130匹の猫と
ケージや荷物を入れているのは大変危険で
地震や少しの地すべりで倒壊寸前で中に保護されてる猫達が
悲惨な事になるのでこれ以上の保護は止めて欲しいし
手の回らない保護はただの虐待で虐待のような保護を
今後も継続するならこの場所を出て行って欲しいと呟く。
土地を貸してしまったばっかりに
行過ぎた保護を助長させ
3桁まで猫は膨れ上がり
行過ぎた保護活動で火災や猫の焼死に
加担したのではと責任を感じてる。
しかしこの猫達の行く先が無く放棄を恐れてるため
土地の管理者も頭を悩ませている。
ちなみに声を大きくして
土地の管理者はいつものあの方です。
「うちの大家さんだよ!!!!!!!!!!!」
私も火の粉かぶる案件で(もう猫の糞汁と煤は被った)
あちら側も多少被る事に
陥るかもしれない
しかし
責任や尻拭いは猫を処分や死なせる事で
あってはならない。
そしてこのホーダーやこの関係者
から別の地獄が出現することになると思う。
なぜならこの当事者達や団体を本気で止める人達が居ない。
やりたい事だけする愛護、失うものが命でない愛護に
あらたな地獄が作り出される。
支援がなければ回らない回そうとすれば増える。
誰かこの人達を止める方法を知らないだろうか?
活動を止めろといってるのではない
新たな保護を控え現在いる保護動物の世話と
活動の自粛を願っているのだ
支援が止まれば一番弱いものに皺寄せが行く
だからといって今回のような
事件を起こして看過することはもう出来ない
限界だ。
見なければ済んだ知らなければ済んだ話なのかもしれないが
目の前の譲渡会場でみかけてしまう。
この団体代表に話をしたいと持ちかけると
「協力の話なら聞くが説教なら聞かない」と
突っぱねられる。
協力の前にキャパ越えの自覚が
無くてはお話にならない。
愛媛県の名前を掲げた愛媛を代表する
大きな愛護団体に相談でもすればいいのだろうか?
保健所にこの団体に猫や犬を渡さないで欲しいと
要望書を出せばいいのだろうか?
行政の指導勧告は有効だろうか?
この団体やホーダーの代表に救出要請を
しないで欲しいと
一般市民に呼びかければいいだろうか?
保護という大義名分で
集めるだけ集めて適正飼育が出来ず
まともな医療措置もせず
次から次への保護と
レスキュー要請に応じ
パンクしかかっている愛護団体に
物資や金銭の提供だけの支援で
本当に支援なのだろうか?
保護をしたらそれで終わりで満足して無いだろうか?
保護から管理のちに譲渡に繋がるまで
ものすごい労力という人の手がいるのを
ご存知無いのでしょうか?
現在保護している個体を
適正に管理できない状態で
火災を起こす。
もう多頭崩壊起こしてると
傍目にもはっきり見える。
全国どこでも起こってる問題で
ゴミ屋敷 猫 多頭飼育崩壊
なんて珍しくないコンボだが
火事と言う災害がつけば
もう見なかったことに出来ない。
知っていて見ぬふり
知らなかったふりの最終結果を
手助けしてきた土地の提供者と本気で
取り組むために考えてる。
火事の当事者、隣家の方の気持ちを考えると
色々躊躇われたがこれ以上の過剰な保護の抑止力のほうが
大事と判断を下し
何より恐怖と苦痛の中で犠牲になった猫達や
真摯に保護活動されてる方達の今後のためにも
黙秘はしない覚悟をした。
本当にお知恵やお力添えして頂きたく
動物愛護団体の実情を知ってもらうため
恥を忍びお叱りを受けたく本気で書いております。
よろしくお願い致します。
非業の死を遂げ犠牲になった猫達の冥福を祈ります。
ねこにゃらーず代表 のりたま