あー、全部消えた
悲しいけどもう一度書きます
金曜日、父を車に乗せて花見に連れ出しました
二度の胃癌手術をし、肺と他の臓器が癒着して、去年末には気胸で緊急手術してからは数メートル歩くだけで苦しいと呼吸を整えるのに10-15分位かかる父なので、車窓からみただけですが
かむろ坂と碑文谷八幡の桜を車から見て、お昼を食べに行きました
大酒飲みで、飲むと絡む父とは仲良しとは言えず、顔を合わせれば酒を控えろ、いや、やめない!の喧嘩ばかりしてきました
この日はそんな父と初めて3時間位おしゃべりしました
父の名前は氷川神社の神主さんが大久保彦左衛門からつけてくださったとか
祖父と父は仲違いし、父は家を出ていたのですが、祖父が亡くなる前に「大家族(8人)の長男として、苦労かけたな」と言ってくれた
それを聞いたら、恨みも全部消えて感謝に変わったとか
頑固な父は小学生の頃から75歳になった今でも仲良くしている5家族がいます
年に一度は何があっても忘年会をしているのを、私は凄く羨ましいし、私もそんな風になりたいと伝えました
父は嬉しそうに照れ笑いしました
そんな一面を見て、可愛いところもあるじゃない?と思ったすぐ後に、母には内緒で酒を買うお金をくれと言う父には、相変わらず残念‥とは思いましたが、いつまでもある命でもないわけだし、母には苦労かけちゃうけど、仕方ないなーと渡してしまいました
自営業で我々をここまで育ててくれて、沢山ハラハライライラさせられたけれど、やっぱり親だからどうしても甘くなりますね
全盛期は金は天下の回りものと言い、一升以上/日の日本酒を飲んでいた父ですが、ファミレスではウイスキー🥃のグラス一杯をちびちび
メニューの値段ばかり気にしている姿に切なくなって、「値段なんか気にしないで良いから、何でも頼みなさいよ!」と言ってしまいました
私が帰る時、子供にするみたいに飴をビニール袋に入れて、嬉しそうに見送ってくれました
帰りの車を運転しながら、親孝行って、してあげたいんじゃなくて、したいからするもんなんだなー
なんて思ったり
でも、私が渡したお金でお酒を沢山買って、また暴れてたらどうしよう?!と、不安にもなっています
あー、やっぱり良い話では終わらないよねー
長々とお付き合いありがとうございます😊
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます