つれづれ さくら日和

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「風林火山」第22回「三国激突」

2007-06-04 00:20:23 | TV・ ドラマ・映画・音楽

豪華な顔ぶれ、今回は「風林火山」オールスター大結集!といった感じでしたね。
途中、今川国主・義元に見惚れてしまい、台詞を聞き逃しました。
いやいや、前回までとはまた違った意味で、お腹一杯になりました。

天文14年(1545)6月、由布姫、念願のご懐妊です。
幸せな表情。
自分で自分が嫌で堪らないと言っていた頃に比べて、とても綺麗に見えましたよ。

私の命はお舘様と生まれてくる子、それで良いのですか?と由布姫。
勘助もまた、その子こそ我が命にしたいと由布姫に言う、というより、誓っているようでした。

ところで大河公式HPで内野さんも仰っておられましたが、「和子様」って言うのは、「男の子」という意味なんですね。
女の子はなんて言うんでしょう。

前回村上義清に嗾けられてた小笠原長時は、今回小さいけれど~写真のみの登場でした。
信濃の方もごたごたしているという時に、今川と北条もなにやら戦が始まる様子。
甲斐・躑躅ヶ崎館に雪斎がやってきます。
小山田と二人、廊下を歩く時の表情、もうここだけでも怪しげなんですよね。
最高です。

義元から、北条討伐のため援軍を出して欲しいと言う要請のようでした。
北条は今、関東管領との争いで窮地に立っているとのこと。
かつて河東の一乱で領地の一部を奪われた今川としては、今が北条を一気に討伐するチャンスという事のようです。

毎度、晴信が勘助に意見を聞こうとしたら、小山田がそれを遮るかのようにお館様の前に座り、地図まで用意して自分の策の発表です。

今そちらに出陣したら、信濃の方が手薄になってしまう。
北からは関東管領・上杉と古河公方・足利が組んで北条を、さらに西から今川が北条を挟み撃ちにしようとしている。
しばらく様子を見て、北条が勝てば武田は北条と和議を結べばよいと。
そうすれば今川は北条に戦を仕掛けることもないだろう。
そしてその後、北条と共に上杉に兵を出せばよい。

小山田は北条とも誼があるようですね。

そこへ今度は勘助が、武田が間に立ち、今川と北条を和睦させる、と言います。

それが出来れば最善ですが・・・。
晴信は、雪斎の口ぶりから、何かを感じ取っているようでした。

今川家家臣、庵原之政、久々の登場、勘助とも久しぶり、しかも味方同士としての対面で喜んでいます。

ここで勘助は、雪斎の真意を知ります。
   義元に異を唱えていた、と言うこと。

武田は双方が和議を結ぶことに協力したい、と雪斎に言う勘助。
それは小山田の知恵ではなく、晴信自身が望んでいると感じたと言う勘助に、良い主に仕えた、と雪斎。

義元に久しぶりに対面する勘助。
武田の軍師をしていると聞き、義元(嘲笑)。

今戦を仕掛けるのは、今川にも武田にも益がないということ。
兵を失うこともなく、北条を関東管領の盾にしておく方が得策、と言う勘助に、勘助はただの使いで、自分を説き伏せたなどとゆめゆめ思うな、と義元。
和睦のための血判誓詞を渡す時には、勘助じゃなくて然るべき家臣を遣わせ、と。

も~、言葉の端々が高飛車で嫌味ですが、そこが彼の魅力なので、良しとしましょお。

同年、8月。
晴信の譜代の家臣・駒井が義元の血判誓詞を受け取る役目を果たします。
彼なら、まあ、清潔感と品性に溢れているし、義元も満足でしょうね。

雪斎はもともとそれが望みだった、それを武田に促しに来た、ということを晴信が気付き、全く気付く事が出来なかった小山田は自分にはお館の器がないと痛感し、ちょっと落ち込んでしまいましたね。 

さて、板垣から思わぬことを問われる勘助でした。
諏訪から逃亡した由布姫をどうやって説き伏せたのか?という事。
その様子を見ていた伝兵衛が、気になり板垣にチクって(という言い方がぴったりかな?)いたようです。

二人は出来てるのか

とは言いませんでしたが、これがぴったりの疑われ方でしたね。
二人してお館様を欺いている?と。

ずっと放浪していた勘助には、国と呼べるものがなかった。
由布姫のことは、国のようにお慕い申し上げている。
国とは、人。
お館様であり、板垣様であり、姫様であり、そして死んだミツこそが某にとっての国そのものだと、勘助。

己が生き、命を堵する事の出来る、国。

無用な詮索をしたことを詫びる板垣と伝兵衛。

人は国、国は人。
勘助という男を理解する事が出来、同じ国に生きる武士として心置くなく共に北条に行ける、と板垣。

今川の誓詞を持ち、北条へ。
勘助は、北条氏康とも久々の再会です。

この和睦で武田が得るものは?

氏康の問いかけに勘助。
北条氏との誼でございます。

板垣は言う。
敵に回すのは得策でないという、勘助の言葉を主が重く受け止めたのだと。

義元も相変わらずでしたが、氏康もまた、という感じが、なんとも嬉しいじゃありませんか。
勘助が浪人時代から、何年経っているんでしょうね。
義元、氏康そして彼らだけでなく、勘助も、皆なんだか貫禄が付き、立派になりましたよね。
(氏康は、もともとかな?

さあ、勘助たちはこれから北条関東管領・上杉の助っ人で出陣です。

晴信は義元に招かれ、駿河の大海を眺めています
甲斐は海無しの国なので、大海を見た時の感動はひとしおのことでしょうね。

晴「いずれ己が手で山を出でて海へと抜けて見せる
義「駿河の海ではあるまいのう

晴・義「あはははははははは」

爽やかな(??)ラストでした。



何気に今回「小山田祭り」って感じでした?
いつも勝ち組にいるような小山田様が落ち込む姿というのも、なかなか趣がありますね。
紀行でも縁の地、郡内の紹介、そして実在の小山田様の肖像画・・まで拝見する事が出来ました。(正直見た瞬間

  

  
   
   ご参考にどうぞ。
     「風林火山」公式HP




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28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんはです (ikasama4)
2007-06-04 00:37:40
おそらく家中で自分は優れていると思っていた小山田が
御館様の器量を知って軽く挫折感を味わっていたのはちょっと新鮮でしたねぇ(笑)

数年経って
今川義元はどうも田舎者は見下すような毒舌家になっていました。
ちょっと悪い言い方をすると昔あった時と全く成長がない感じ(笑)

でも、氏康は父上の遺言を守って更に立派な人物になったような
風格が漂ってきましたね。


前回と比べるととっても輝いていた由布姫。

なんとなく勘助の気持ちに気付いていたんですねぇ。

わかってはいても、勘助は家臣として姫様を守る。
それが彼の国だから。

これはなんかグッとくるものがありますね。


>女の子はなんて言うんでしょう。
おそらく「姫様」「姫君」のどちらかではないかと思います。
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さくらこさんおはようございます。 ()
2007-06-04 07:06:16
いや~楽しかったですね!!
小山田祭りだし(笑)肖像画つきの。
まー勝ち組の彼が、今回は負けちゃったわけですけども~いつも涼やかな小山田様も素敵ですが、今回のように敗北感を味わっているお顔は、なんだ今までよりずっと人間味溢れていて素敵でした。
そしてなんと言っても雪斎&義元様のやりたい放題っぷり!!
久々に登場したかと思うとやってくれます(笑)
雪斎は最強っぷりが見事でした。
義元様は・・・もーどうしようもないな~と思いつつ、可愛いのですよね~。
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こんにちはぁ^^ (のの雪)
2007-06-04 09:24:55
二人は出来てるのか!!?

由布姫の勘助への信頼度は
出来てると思われても仕方ないかも^^
すっかり兄のように慕っている感じでしたね♪

海のシーンは私も一緒に笑っていました
「あはははは」別の意味で^^;
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テレビ見ているようです (恵雅)
2007-06-04 10:33:07
こんにちは。

 昨夜は遅くまで外に居て見られなかったのでさくらこさんのお陰で見ているようです。ありがとうございます。

 この時代の女性は名前も歴史に残っていなくて、悲しいかな、きっと産む道具くらいだったんでしょうか?
 どれも手紙等で彼女の名前は何だかこんな名前だったのかなぁって作者が付けて小説をかいているようだから。
 秀吉の奥さんでさえも「おね」「ねね」「いね」だの色々ですもんね。
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記事本文へのジャンプについて (クラフト)
2007-06-04 11:16:58
さくらこさん、毎回レビューを楽しく拝見しています。
さて、僕はスクリーンリーダー「音声読み上げソフト」を使用しているのですが、
ブログの形式が変更になったのか、記事本文「コメント覧」にたどり着くまでタブキーをかなり叩き続けなくてはならなくなっています。

もし、「記事本文にジャンプ」できるような設定が可能でしたら対応していただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。
追伸、「博士の愛した数式」もとても良かったです。
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今回楽しかったですね (nattan3211)
2007-06-04 11:21:52
やっぱり、キャストが豪華だと楽しい!ですね。
小山田様、今回はちょっと愚痴ったりしていますが、家臣団の中では一線を画す切れ者、というイメージは定着したのではないかと思います。(外見もそうだし)彼の説にはちゃんと根拠もあったと思いますので。
関係ないですが、今川義元に見とれていたのですね(笑)私は雪斎に見とれてました(笑)
板垣の指摘、鋭かったですね~。今回みんなカッコよかったかも。
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Unknown (りっきー)
2007-06-04 12:35:59
さくらこさん、こんちは!
今回は、なかなか胸が熱くなるようなエピソードが満載でしたね♪

由布姫に子供が授かった場面、それに感動する勘助、そして板垣と勘助とが語り合う場面。。。
とても見応えのある回でした!

そして、今川・北条に臆する事無く、役目を遂げたのも流石でしたね!
来週もなかなか、楽しみな展開になりそうです♪
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こんにちわ (真珠)
2007-06-04 12:39:23
>晴「いずれ己が手で山を出でて海へと抜けて見せる」
義「駿河の海ではあるまいのう

このシーンは 私も好きでした。
TB頂いていきますね。
よかったら遊びに来てくださいね。
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こんばんは~! (ikasama4さんへ・さくらこ)
2007-06-04 20:37:59
今回の小山田様、新鮮でしたね~。
彼のいいところは、負けながらも相手の良い所はちゃんと認めているところですね。

そんなところがあるから、普段多少偉そうにしていても憎めないんだと思います。

義元のあの傲慢さは~・・あの態度が憎めないのは、谷原さんだから、って事だと思います。
もっと見るからに憎憎しげな人が演じていたら、それが彼の魅力、などとはゆめゆめ思えないでしょうね。

勘助が由布姫を思う気持ち、「国」の部分で、晴信や板垣やミツもちゃんと含まれている事が嬉しかったです。

板垣は自分の名前も入っていたこと、凄くうれしかったんじゃないかな。

普段、その場しのぎの言葉を巧みに使うことのある勘助ですが、この言葉は心の底から出ていた言葉でしたね。
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大満足~~ (渦さんへ・さくらこ)
2007-06-04 20:53:38
こんばんは~!
予告で期待していた以上の豪華で充実した話でしたね~。
今川&北条は分ってたけど、小山田様までもがあんなに出番が多いとは、かなり嬉しいサプライズでしたよ。
ドンドンパフパフ

懐かしい方々、皆さん健在でしたね~。
氏康は大きくていい人だし、義元&雪斎は・・ぷぷっ
ほんと、期待を裏切らない人たちですよね。

寿桂尼さんもちらっと出て来たり、ほとんどの人が登場して来ましたが・・・原さん?原さんは出てこなかったの??

今度お目に掛かる時が楽しみですね。
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