武田晴信と、三条の方の婚儀が執り行われました。
当日が初対面とは言え、なかなか良い感じの二人です。
一方勘助は、今日もまた職探し。
仕官への道は険しいですね~。
信虎は今川からの書状を受け、花倉の乱での落ち武者も庇い立てする者も皆殺し、と命じます。
上意により、福島越前守は小山田にあっけなく討ち取られます。
そして信虎の意を受けて動いていた前島を、福島を匿っていたため討つと言う信虎に、晴信は重臣たちの前で猛烈に諫言します。
信虎の「此度は、許す」と言う言葉にほっとしたのは束の間。
許されたのは前島ではなく、この晴信の行動のことだったのです。
6月には前島一門は切腹を命ぜられると言う結末。
父子の不仲も決定的なものになり、小山田と他の重臣たちの間でも不協和音が鳴り始めているようです。
今川家では梅岳承芳が家督を継ぎ、義元と名を改めていました。
甲斐と駿河が和睦することは、北条を敵に回すと言うこと。
義元はともかく、寿桂尼が許さないだろう、という庵原。
寿桂尼からの言葉もあり、勘助は義元にお目通りし、戦での働きへの恩賞ではなく、今川家の直臣として取り立てて貰うようにと願い出るのですが、なんとまあ、義元ときたら。
余にその顔を見て過ごせと言うのか、だの、隠した一方の眼で余に逆らっているだの、かような者を信ずるのは危うきことよのう、はっはっはっ


何だか嫌な感じですね。
雪斎の、間者として役立つのでは?の言葉に、一度見たら忘れぬ顔が間者に向くか、と言うのは一理あります。
でも、むやみに人を恐れさす、と言うのは言い過ぎでしょう。
勘助のこと、「異形」だって前に聞きました。
内野さん演じる勘助像からは、あまりそういう感じが伝わってこないのですが(むしろ美形)、やはりここは御髪くらい整えて出向いた方が良かったのでは?

それにしても酷い言葉ですね。
勘助、打ち震えています。
疑いを掛けられた片方の目まで見せて、この人にどれだけ忠義の言葉を並べても無駄ですよ。
いつか義元も勘助の力が必要になる時がくるだろう、と、息子のことを詫びる寿桂尼。
まさかこんな展開になるとは思わなかったでしょうね。

勘助をこの駿河から出すな、と庵原に見張らせる義元。
まさかの甲斐と駿河の和睦が本当のものとなります。
近々執り行われる武田の嫡男の婚儀は、寿桂尼の仲立ちとのこと。
武田への恨みは忘れるようにと、庵原は言います。
天文5年(1536)7月。
三条の方、武田家へ興し入れです。
その頃の京は、将軍の力が衰え乱れに乱れていたようで、没落した公家の娘が地方の力ある豪族へ嫁ぐことは、よくあることだったようです。
迎え入れる豪族としても、たとえ没落しようとも公家と繋がりを持つことはかなり魅力のあることだったようです。
同じ年に生まれたこの二人が、初めて顔を合わせたのは婚儀の場。
この時代はそういうことが多かったのでしょうね。
信虎が京の文化に習って作った庭園を案内する晴信に、謀の婚儀の相手を宿命の相手と思うのも自分の心がけ次第、と三条の方。
荒れ果てた京に比べれば甲斐は本当にいい所、という三条に、甲斐とて決して平穏な地ではないと晴信。
一国をつかさどる者、戦に私欲を持ってはならないが、生きて帰りたいと思える寄す処になって欲しい。
二人で作る国は良い国にせねば、と寄り添う二人。
なかなか相性が宜しいのではないでしょうか?
見ていてこちらまで暖かな気持ちになります。


この幸せがずっと続くといいのですが。
仕官の道が開けられず海岸の船で不貞寝している勘助に、声を掛ける青木大膳。
花倉の乱でこの二人、顔を合わせていますね。
その時北条の家臣と言う紹介だったと思うのですが、どうやら乱捕りが原因で首になったみたいです。
何を勘違いしたか勘助に今川への推挙を頼むのですが、ふと口にした北条にいる間者の情報に、逆に勘助がチャンス


北条の家臣、松田七郎左衛門の所で、しつこく北条氏康にお目通りしたいという浪人、ありゃりゃ、勘助じゃん。

今川が駄目なら今度は北条なのね。

上杉に内通しているかも知れない人物の情報を持っているので仕官してください、と。
氏康はその疑いのある人物を勘助に名乗らせ、一緒に会うことに。
本間江州が上杉に通じていることは、既に氏康は知っていたようです。
知った上で手名付けていると言うことに気付いた勘助は、氏康に
「負けました」
と。
この氏康、なかなかの人物のようです。
勘助は改めて氏康に仕官を願い出ます。
話は七郎左衛門の所に戻ってからと松田家に行くと、そこにはなんと、福島の嫡男・彦十郎がぁ


「こやつは今川家の家臣にございます!
花倉で父に襲い掛かったものです!!」
勘助、万事休す

浪人で今川には仕官しておらん、武田を討つために参戦した、武田を討てるのは若殿様を置いて他にない!
勘助の言葉に嘘偽りはないけれど・・・。
どうなるのでしょうか。
勘助の頭の中は、とにかく武田への敵討ちのことでいっぱいなんですね。
気になっていたOP「花」の場所。
三条の方が登場しても、まだ空白のままでした。
ちょっとほっとしました。

武田が来ないからって、兄さに八つ当たりするんでにゃあずらよ(変?)、なんてミツがあの世で言ってそうですね。
ご参考にどうぞ。
「風林火山」公式HP
勘助が可哀想です。涙目になってました。
あれじゃイジメだわ~(+_+)
でも、義元が一度見たら忘れられない、と言っていた
通り、忘れてくれない人にラストに出会っちゃいました。
仕官への道は遠いですね
早く晴信の元へ行って欲しくてジリジリします
今回はすっごい義元にむかつきましたね。
何も身体的なことをそこまで言わなくても・・・と勘助同様震えておりました。
仕官になれたらどこでもいいのか?と思わずにはいられないような今回の勘助の行動ですが、最後の北条ではまたえらい伏兵が待っていたものです(^^;)
次回勘助がどうなるのか、楽しみですね!!
初コメさせていただきます。
義元さんのモノ言いは凄まじいものがありましたね。
あれは言い過ぎな気がいたしました。
ただ、彼は勘助の本心が「御家のため」とかいう忠義ではなく「信虎ぶっ殺す!!」という自分本位なものからくる仕官だということを見抜いていたんじゃないかと思うんですよ「片目で何考えてんだよ~」って台詞で言ってる辺り。
ま、あれだけ言われたら勘助じゃなくてもプルプルきちゃいますけどね(汗)
今川の仕官を断られて晴信の言葉を思い出した勘助を見ると、恨みだけでは拾ってくれる家はないのだなぁ・・・と感じさせられました。
はやく、大望を抱いて晴信の所にいってほしいですね。
義元の勘助に対する言葉、酷かったです。
何か考えがあってのことなのかも知れないけれど、人をあそこまで傷付けるのもどうかと思いますね。
一度見たら忘れない顔、今回だけでも二人の人がしっかり憶えていましたね。
仕官への道。
北条まで行ったら、もう後は迷う所はないでしょうか?
武田に仕官しても、まだまだこの先一年長いので、もう少し引っ張るんでしょうか。
原作が短いということもあって、ちょっと気になっています。
勘助、酷く傷付けられましたね。
顔の綺麗な人が言うから余計にきつく感じます。
義元の所でのこととか、小田原に行ってから、とある伏兵に出会うことまで、何だか勘助付いてないような・・・こういう時って、あまり焦っちゃいけないような感じもしますね。
冷静に、前の勘助に戻って、空気や風を読み取る力を取り戻して欲しいような。
人の台詞って、そのまま表面だけを捉えていてはいけないことも多いですね。
どうも筋を追っていくのが精一杯で、深いところを読む事がおろそかになっているようで、困っています。
なので、「はっ!」とさせられるような他の方のコメントはとてもありがたいですね。
義元の所を去った後、晴信の言葉の回想が入ったのは、そこに気付いた勘助を現していたんですね。
恨みだけで武田は討てない。
その割りにその後もちゃっかり北条へ・・・。
この辺がどうも、“勘助の素早い判断”といつもフォローしているのに、どうなのかな~
楽天サイドの改善が、なかなか行われないようなので、
飛ぶブログと飛ばないブログがあるようです・・・。
今回の義元ですが、
あの軽い口調はイライラさせましたよね。
ああいう役をやらせたら、谷原章介さんがハマリ役だと思いました。
相手を油断させその隙を突く。
第1話でもそうでしたが
そういう戦略が得意のようですね。
今回の大河はこういう部分については
ある程度の予備知識がないと見るのは大変ですね。
その辺りを勘助と晴信の葛藤がカバーしてるようですね。
それにしても義元が言ってた
「こやつの顔は一度見たら忘れられない故に間者に向いてない」
というのが彦十郎と会った事で
速攻現実になった事に驚きです。
拝読しました^:^
コメントできません(涙)・・
文学・歴史・・駄目人間です・・・