海の家

旅行と映画の感想を載せていきたいと思います。
よろしくお願いします(*^_^*)

セカンドウィンドⅡ

2009年11月11日 21時56分14秒 | お気に入りの本
11日(水)
 近頃仕事の方がまた忙しくなりました。帰りが遅くなってますが、頑張ります!

 さて、ずっと以前に読んだ「セカンドウィンドⅠ」の続編、「Ⅱ」をやっと読み終えました。一ヶ月くらいかかったかもです。
数少ない自転車小説です。ロードレースに打ち込む少年の成長を真っ正面から取り上げていて、面白かったです。
素材こそ「自転車のロードレース」という一般の人にはなじみの薄いものですが、ストーリーはよい意味でスポーツものの王道を貫いています。

挫折と成長が生き生きと描かれていて、自転車になじみのない人が読んでも十分満足できる話だと思います。
却ってこの小説から自転車に興味を持つ人もいるのでは?

夏への扉(ロバート・A・ハインライン)

2008年11月16日 10時11分14秒 | お気に入りの本
16日(日)
 今日は晴れました。どこかに出かけるにはいい天気です。

 さて、先日紹介したハインラインの「夏への扉」読み終わりました。展開がテンポ良く、ぐいぐい作品世界にのめり込ませるパワーを持っています。楽しく一気に読み終わりました。
古典SFの楽しみ方の一つに、作家が想像した未来社会と現在の社会のズレ、あるいは一致を探る、ということがあります。この作品は1957年に執筆され、日本には1979年に上陸したようです。2000年が舞台の一つになっていて、もちろん、現代と合っている所、ずれているところありますが、何よりもまず作者の未来に対するポジティブ思考に感慨深いものを感じます。

「未来は、いずれにしろ過去にまさる。誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりまさりつつあるのだ。人間精神が、その環境に順応して徐々に環境に働きかけ、両手で、器械で、かんで、科学と技術で、新しい、よりよい世界を築いてゆくのだ。」(本作品より抜粋)

この言葉に行き当たった時、何故か涙が出ました。