2011年初登山－鍋割山 登山口から山頂へ

2011年の初山歩きに、丹沢 鍋割山に行ってきました！

車がないのでうちから日帰りで行ける山は限られるのだけど、アクセス、歩く時間などなど
鍋割山はちょうど良かったです。
それに、丹沢の山の中でどこの山が好きって聞かれれば、迷わず鍋割山って答えるくらい
好きな山です
（と言っても登ったことある山は少ないのだけど）

鍋割山の登山口へは小田急線 渋沢駅からバスで15分くらい、大倉バス停で降ります。
ここから丹沢の山へ入る人が多いので、登山者には嬉しい施設がありますね。
秦野ビジターセンターやレストハウス、無料の休憩室がありました。
休憩室で朝ごはんを食べて準備。この時期には身体が冷えないのでありがたい！

あ、ここに降りてくると靴を洗う場所ももあります。
丹沢は靴にべっとりと土が付くので、これは助かります。
以前、丹沢を縦走した時に、この時は天気も悪かったので買ったばかりの靴が泥まみれになって
悲しかった・・・。
去年ヤビツ峠から塔の岳→鍋割山→大倉と歩いたときは、下りてきてこの靴を洗うところが
あってすごく嬉しかったです。

それに！ソフトクリームがあった～
今日こそ食べますぞ！！

さてさて。
準備も整ったので9時ちょうどに出発。いつも準備をのんびりやってしまうので、
今回も同じバスで来た中で一番遅い出発でした

まずは二俣を目指します。二俣まではコースタイムで1時間20分くらい。
民家や畑のある車道を少し歩いて西山林道へ向かいます。


林道へ向けて歩いていると、眩しいくらいの太陽と輝く相模湾が見えました。


ぽかぽか陽射しに眠そうな猫さん。


西山林道はほとんど起伏のないゆるやかな登りでした。
10時03分に二俣に到着。ここで軽く休憩。

次は二俣から後沢乗越へ。コースタイムは45分。

二俣を出てしばらく歩くと林道が終わるところがあります。


そこには鍋割山の山頂にある鍋割山荘へ運ぶ水とか薪が置かれています。
荷物、体力に余裕がある人は是非持って行って下さいね。


私もこれを１本。
日帰りなのでザックは30ℓ。ヘッドランプとかこまごましたものはザックの頭のポケット。
メインのところにはダウンジャケット、レインウェアのパンツ、軽アイゼン（６本爪）、
救急用品などなどが入っているくらいなので中はスカスカ。
暑くなったので脱いだフリースジャケットを入れても２ℓのペットボトルは無事に収まりました。

去年の４月に初めて鍋割山へ行って山荘に泊まったのですが、ここがとても素敵なところでした。
小屋自体は昔ながらというか朴訥な感じというか。
私たちが泊まった部屋は壁板に隙間があいていて風が吹き込んでくるようなところで。

だけどそこで過ごした時間がとても温かくて。
山荘のご主人草野さんやスタッフの方がボッカした食材で作られたおいしいごはん。
宿泊者が少なかったのでみんなで囲んで食べました。
常連の方たちとのおしゃべり、草野さんの話、食事の後は歌集を出してみんなで歌って。
とても感激したので、次は水をボッカしようと決めていたのでした。


ここからはやっと登山道らしい道になりました。
沢沿いを登って後沢乗越へ向かいます。

ここまでが緩やかだったので、突然急になった感じがします。
２ℓの水は手に持つとそれなりに重いけど、背負うと重さを感じないからザックってすごいですね。
大きいザックだったらあと１本持てたなー、体力ついたなーなんて思ってほくほくしていたけど
友人が「ここを草野さんとかスタッフの人は何十キロも背負って登ってるからすごいね」ってぼそっと一言。
２本くらいで何をほくほくしてるんだか、私

登る程に「すごいな、ありがたいな」って感じた道でした。

10：57に後沢乗越に到着。
ここから山頂までは樹林帯の中の尾根を登ります。コースタイムは1時間20分。

落葉樹はほとんど葉っぱを落としているので明るい登山道。
さっきまでの登りで顔が火照っているので、尾根を抜ける風が冷たくて気持ちいい！


だいぶ登ってきました。
烏尾山と、写真では点でしかないけど、烏尾山荘の三角屋根が見えました。


緑が綺麗な季節もいいけど、冬は葉っぱが落ちている分見通しが良くていいですね。


はい、分かってますよー。ここは山。足元のさりげない主張（笑）


振り返ると下に相模湾。出発した時は水平線って感じだったのに、海が面で見えるようになりました。


富士山も！！！
今年初対面。今年も楽しい山歩きができますように。よろしくお願いします！

木々の間から富士山を眺めながら、鍋割山の山頂には11：54に付きました。
またもやちょうどお昼。今年も胃袋に操られる私です・・・


2011.1.8　丹沢　鍋割山