学生時代バレーボールで活躍したが、ある出来事をきっかけにバレーボールから離れて、学校の先生をすることになった主人公の女性教師が、文芸部に一人だけ所属する男子高校生との部活動を通じて、興味のなかった文学に触れて、後ろ向きではないけど、目標を見失っていた自分をちょっとずつ取り戻していくお話でした。このお話の中には女性教師と不倫関係にある男性、姉と正反対の性格で気さくな弟が登場していますが、主人公の女性教師とは陰と陽の関係みたいに対比されていたり、似た者同士な感じになっていたりして、読んでいて、女性教師の願望みたいなのが、文芸部の高校生だったり、不倫相手だったり、弟だったりするのかなって感じました。
自分はそんなとらえ方をしたけど、読む人によって、感じ方が違うような気もします。
さくっと読めるお話なので本屋さんで見つけたら手に取ってみてください。
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