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日々感じたこと

あやかしと人の共存をめざす物語

今日のお話は、ライトノベルですが、あやかしと人が、いがみ合いながらも、認め合うような関係を目指す、読んでいて、ちょっと職場やいろいろな場面での人間関係に似てるなって思う本です。
「糸森 環さん」の著作の「今日から、あやかし町長です」というタイトルです。

 とある田舎町の祖父の文具店をふとしたことがきっかけで継ぐことになった七生は、その町で不思議なものを見かけます。
 よく見るとあやかしで、祖父の文具店の従業員もあやかしという、あやかしが人に化けて、かくれて生活をしている街でした。
 そのうえ、過疎化が進む中、この町は、あやかしに住民になってもらい、人と共存して町を立て直そうと計画を進めているところでした。
 祖父の代わりにあやかしの代表者に祭り上げられた七生は、あやかしと人が生活をともにできるようなアイデアを出しますが、ことごとく却下されるうえ、あやかしを認めない人や人を良く思わないあやかしが起こす事件に巻き込まれる始末です。
 それでも、あやかしの小さな子供のような裏表のない気持ちとあやかしと一緒の生活を楽しむ人たちに支えられ、あやかし・人それぞれに認められるようにちょっとずつ成長していきます。
あやかしたちの行動や気持ちがストレートに描かれていて、ライトノベルとは思えないくらい、人の立場とあやかしの立場、それぞれの視点に立って物語が進んでいきます。
 読み終わった後、あやかし達のストレートな感情表現がちょっとうらやましく感じました。

もし見つけたら手に取って眺めてみてください。
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