ねこがち

【旧:里親ゲッター タカサキ!】

猫が語ろう by おれお with あさひ、マキオ

2020年11月14日 | 猫のたわごと
皆さんこんにちは。

おおちゃんなんだな。

蛇穴栗鼠のおおちゃん、次のお話は、あさマキなのね。


お: あさマキは仲がいいのね。一緒に丸まってるのね?

あ: あ、おれお兄さん! 

マ: あら、どうしたの? お散歩かしら?

お: 退屈だったから、お話しに来たのね

あ: よかった~、成仏できないのかと思った~

お: 失礼なんだな。おおちゃんはいつでもOBちゃんのそばにいるのね!

マ: とんだ甘えん坊さんね。あさひちゃんといい勝負だわ

あ: 僕はそんなに甘えてないよ…

マ: 嘘よ。いつもおばーちゃんにすり寄って、抱っこしてもらって喜んでるじゃない。マキオ知ってるんだから!

お: それは本当なのね!?

マ: 本当よ

あ: (お、怒られる…)

お: あさひ!

あ: はい! ごめんな…

お: 見所があるのね! 

あ: え? 怒ってないんですか?

お: あさひは尻尾も見所があると思ってたけど、OBちゃんの良さを見抜くとはさすがなのね!

あ: え? そうですか?

マ: おれお兄さん、そりゃそうよ。あさひちゃんですもの!

あ: (なんでマキオちゃんが自慢げなんだろう?)

お: OBちゃんはおおちゃんの宝なんだな。OBちゃんの良さをわかってくれて嬉しいのね!

あ: ありがとうございます

お: あさひなら、尻尾の長さや柄、体の大きさ、イケメンさんなとこ、どれをとっても申し分ないのね!

マ: 尻尾関係あるの?

お: あるのね!

あ: あの…何に関係あるんですか?

お: OBちゃんの係なんだな

あ: 係?

お: OBちゃんを時にやさしく、時に厳しく見守るのね!

マ: それ、おれお兄さんがやってたの?

お: もちろんなのね。なんせ、OBちゃんはおおちゃんの宝なのね

マ: へ~。OBちゃんはみんなのものだと思ってたわ

お: OBちゃんはみんなのものだけど、特におおちゃんの宝なのね!

あ: なんだか大層な話になってるような…

お: おおちゃんはいつでもOBちゃんと一緒にいるけど、残念ながらもう撫でさせてあげられないのね

マ: そうよねぇ…

お: 見守ってるけど、それも気づいてもらえないのね

マ: 気づかれないとダメなのかしら?

お: 見守られてる安心感があるといいのね

あ: なるほど

お: だから後継者を探していたんだな

マ: それをあさひちゃんに?

あ: え? 僕なの? あまの方がいいんじゃないですか?

お: あまも考えたのね。でも…

マ: 何か問題があるのかしら?

お: あまは八方美人なんだな。OBちゃんだけを見つめて欲しいのね!

マ: えー。なんか重いー。

お: 大事なことなのね! OBちゃんが寂しいときに、ほかの人間のとこにいたらダメなんだな!

あ: 言いたいことはわかりますけど…

お: その点、あさひはOBちゃん以外の人間は嫌いだから丁度いいのね

マ: あれ? おれお兄さんは世話人とかに甘えてなかった? そもそもママ父さんは?

お: ママ父さんはマキオに夢中だったからもう知らないのね

マ: そうよね。ママ父さんって人はマキオによく絡んできたわ。重いわよねー

お: やっぱりあさひがいいのね!

あ: おれお兄さんの気持ちはわかったけど…僕、何をすればいいのかなぁ

お: 簡単なのね。今のままで大丈夫なんだな

あ: え?

マ: だったら特に係にしなくていいんじゃないかしら?

お: そうとも言うのね。でも、おおちゃんとしては、ちゃんと後継者を決めたかったのね

マ: 相続みたいなことなのかしらね。まぁ、それでおれお兄さんの気が済むならいいのかもね

あ: そっか。いいのか…。なら、僕、やります!

お: やったーなのね

マ: あさひちゃん、係就任おめでとう!

あ: ありがとう。僕、精いっぱい頑張るよ

お: よかったのね。これで心配事が一つ片付いたのね

マ: あら? じゃぁ成仏しちゃうのかしら?

お: しないのね! OBちゃんのそばにいるのね

マ: そうなると、あさひちゃんと二人体制なのね?

お: もちろんなんだな

マ: なかなか複雑ね

あ: 大丈夫だよ。僕はいつもどおりでいいんだから。それにOBちゃんのそばにいれば、おれお兄さんもいるってことでしょ?

お: もちろんなんだな!

あ: なら怖いもんなしだよ

マ: よかったわね、あさひちゃん!

あ: うん!

マ: じゃー早速だけど、OBちゃん、巣に戻ってるから行きなさいよ

あ: そうだね。僕、行くよ!

お: あ、待つのね! おおちゃんも行くのね!!

マ: ホント、ややこしいわ~




【おれお取材MEMO】

名前: あさひ、マキオ

毛色と性別: キジ白。あさひはオス。マキオはメス

年齢: 2008年の春に生まれ、12歳。

家族構成: 同じ母から一緒に生まれた兄弟。家族とは早々に離れ、詳細は不明

備考:

 どこぞの家で野良猫の子ということで処分されかかったところを、OBの知人経由で引き取られる。

 その時の事や、その他もろもろから人間不信になるも、なんとか人慣れする。

 あさひについては、OBには100%慣れているも、ほかの人間は嫌いらしい。

 若手若手と思っていたが、体のあちこちに老いが見受けられる昨今。

 あさひは左上の犬歯がにょっきり伸びてしまっている。
 
 マキオは右上の犬歯が抜けていることが先日判明した。

 気弱で虐められキャラのあさひだが、最近ではもいに反撃できるようになった。

 しかし、まだセキのことは怖いらしい。

 マキオは見てくれも中身も安定感が増し、割にやりたいようにやっているように見受けられる。

 ちなみに、マキオには、いっかくちゃんというライバルがいるとか、いないとか。
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猫が語ろう by おれお with 若

2020年11月14日 | 猫のたわごと
皆さんこんにちは。

おおちゃんなんだな。

おおちゃんは今、すごーく暇なのね。

することはないし、食べなくても寝なくても平気なんだな。

だから時間がたくさんあるのね。

暇だから、みんなのお話を聞いて回るのね。

だって、おおちゃんは蛇穴栗鼠、今でいう(?)ジャーナリストだからなんだな。


まずは若なのね。

お: 若は何をしてるのね?

若: 俺は勘がいい方だから、こうして陽だまりで眼を閉じて世界を感じているんだぞ

お: お昼寝にしか見えないのね…

若: そんなに褒めないでいいぞ。俺はそんなに働きものじゃないからな

お: 特に褒めてはいないんだけどなぁ…

若: おれお兄さんは何してるんだ? 俺は勘がいい方だからだいたいわかってるけどな

お: わかってるなら訊かなくてもいいのね!

若: でも、訊かないと話が進まないこともわかるんだぞ!

お: 勘がいいってのも面倒なんだな…。えっと、おおちゃんは暇だからお話しに来たんだな

若: お話? お話したらいいことあるのか?

お: おおちゃんが楽しいのね♪

若: 俺は餌の時間が楽しいぞ!

お: そうだったのね…。ちょっと忘れてたけど、ご飯は嬉しかったんだな…

若: 食べることを忘れたらお終いだぞ!

お: 気を付けるのね…

若: おれお兄さんはもう死んでいるから気を付けなくてもいいぞ

お: おおちゃん、死んでるの?

若: 俺は勘がいい方だから気づいてたぞ

お: 北斗の拳のものまねかと思ってたのね…

若: 北斗の拳の真似なら、「てめぇらの血は何色だー!」にするぞ

お: おおちゃんは、「わが生涯に一片の悔いなし!」がいいのね♪

若: おれお兄さんは悔いがないのか?

お: 悔いはよくわからないんだな。でも、お馬さんが好きなんだな

若: 馬が好きだったのか?

お: OBちゃんがお馬さんが好きだからなんだな♪

若: 俺は勘がいい方だからわかるけど、そのセリフは死んじゃうから怖いぞ…

お: おおちゃんは死んでるから怖くないんだな、ふんふん♪

若: さすが、おれお兄さん。ポジティブ死者だな。かっこいいぞ!

お: ふんふん♪

若: おれお兄さんと話をしてると、腹が減ってくるぞ

お: 腹が減ったらご飯なんだな

若: おれお兄さんの分も俺が食うぞ!

お: 頼んだのね! 今は若が筆頭猫なんだな。たくさん食べてどっしり構えるのね!

若: 任せろ! 俺は勘がいい方だからな、みんなの期待を背負っていくぞ!

お: 心強いのね~

若: そんな勘がいい俺は、缶の餌をもらってくるぞ!

お: (多分、パウチしかないと思うのね…)

若: 俺は忙しくなったから、おれお兄さんとはもうお話できないな

お: わかったのね、またねなのね

若: じゃー寝るぞ。Zzzz Zzzz Zzzz…

お: 缶の餌はどうなったのね? 若タイム、謎なのね…




【おれお取材MEMO】

名前: 若(わか)

毛色と性別: 白と茶虎のオス猫。

年齢: 2005年の春に生まれ、15歳。

家族構成: くるん母さんから、麿、結、解と一緒に生まれた。びたんは前年の夏に生まれてるので、兄。

備考:

 子猫時分、いち早く庭に現れるほど成長頭だったが、数日後に庭でコテンと倒れたため保護された。

 目が開かなくなってる状態で医者に行き、「眼球がないかも」と言われるも、セーフ。

 その時の名残で、目の周りがグジュっているが、本猫は気にしていない模様。

 性格はかなりのマイペースで、みんなとはワンテンポズレている。

 これは、通称「若タイム」と呼ばれる。

 しかし本猫的には、「自分は勘がいい方だ」と思っているらしい。

 昨今はおなかの調子が悪く、毎日酵素系の顆粒と腹の薬を飲まされている。

 やや腎臓にも陰りが見えてるので、時折補液もされている。

 年齢も含めもろもろ心配だが、世話人がもっとも頭を悩ませているのは、爆発する食欲らしい。




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猫と語ろう: withセルシオ

2017年06月24日 | 猫のたわごと
世: 世話人
セ: セルシオ


世:あ、セルさん。元気ですか?

セ:あの世にいるものに、「元気ですか?」とは…

世:だってさー

セ:おかげさまで恙なくやっておりますよ

世:それはよかった。で、まだこちらには戻らないのですか?

セ:そうですねぇ。まだもう少しこちらにいますのニャ

世:…

セ:まだ私が戻っては困るでしょう? もう一匹、抱えられますかニャ?

世:うーーーーん、無理! つか、また猫で戻るんですか?

セ:ほかに何がありますかニャ?

世:人型とかは?

セ:それだったら、この家には来られませんのニャ

世:確かに…。増えることないもんなぁ

セ:限界家族ですのニャ

世:じゃぁ、ほかの動物………ってのは、抱えられないって意味では変わらないか

セ:そうですニャ。それに私は猫が気に入っているのですニャーよ。よって次も白猫ですのニャ!

世:そっすか。まぁそれがいいと思いますわ。ところで、今日はどんな御用で?

セ:いえ、特に用事はありませんニャ。ただ…

世:ただ?

セ:ちょっと人間にカツを入れに来たのです

世:カツですか? …今晩はとんかつにしましょうか?

セ:相変わらずですニャ…

世:三つ子の魂ですよ。そうそう変わりません

セ:ま、食欲があるのはいいことです

世:ありすぎて困っております

セ:自制なさい。人なんですから!

世:ふぁ~い

セ:なんという返事! もう少し真面目に!!

世:はい!

セ:ま、世話人は良くも悪くも変わらずのようですニャーね

世:変わりませんよ

セ:食べて、寝て、猫の世話をする。それだけやってれば大丈夫ですニャーよ

世:は?

セ:あなたはそのまま、うだうだと暮らしていればよいという意味ですニャ!

世:いいんですか? 

セ:今更、世界にプラスになれとは申しません。マイナスにならないようにしていればよいのですニャ

世:お優しいというか、見捨てられてるというか…

セ:ともかく、もう少し踏ん張っていなさい。今はそれだけですニャ

世:なんかよくわからんけど、まぁ「わかりました」

セ:じゃ、私は帰りますからニャーね。娘をよろしく頼みましたよ

世:へいへい

セ:それでは、ごきげんよう

世:またね~




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猫と語ろう withもい

2017年01月08日 | 猫のたわごと
も:もい
世:世話人


世:もいよ、もい

も:何もいか?

世:何って…。あんた今日もおれおをいじめたろ?

も:おれお? あぁ、ボス猫もいね?

世:ちげーよ。あれは図体はデカいけど、ボスって器じゃないんだよ

も:体が大きくて、餌くれる人のそばにいて、みんなが「兄さん」って呼ぶから間違いないもい!

世:そっか…。言われてみれば紛らわしいか

も:もいはボスを倒して、この家をいただくんだもい!

世:いただくって…

も:ここにいるとたくさん餌が出てくるもい。ビュッフェもい!

世:たくさん出るのはたくさんの猫がいるからであって、全てお前のじゃないんだよ

も:でも、もいが行くと誰もいないもい。残すと悪いからみんな食べてあげるんだもい!

世:そりゃあんたが怖いから、みんなどくんだろうよ。あんたがきれいに食べちゃうと、二度三度と餌タイムになるさ

も:…意味が分からんもい!

世:あんたがみんなを追いかけたり、かじったりするから怖がられてるんだよ

も:そんなひどいこと、もいはしないもい!

世:じゃぁ、みんなが毛をむしられたり、血を流されたりしたのはなんだったんだよ?

も:あれはジャレていたんだもい。仲良しはそうやって遊ぶんだもい

世:ほんと、いじめっ子らしいセリフだな

も:もいはいじめっ子じゃないもい! むしろ人間にいじめられてるもい!!

世:いじめてないじゃん

も:何もしてないのに怒られるもい…。時にはたたかれるもい…

世:そりゃあんたが悪いからでしょうよ

も:ほんと、体罰教師みたいなセリフもい!!

世:ぐぅ…。ともかく、ほかの子をいじめてはいけないよ

も:?

世:お前はジャレてるつもりでも、ほかの子はひ弱なんだからね。力の加減をなさい!

も:わかったもい。努力するもい。でも、ボスは倒すもい!

世:だーかーらー、あれはボスじゃないんだよ

も:じゃーボスはどれもい?

世:(ここで誰かをいうと、もいの標的になるなぁ…)

も:誰が一番強いんだもい?

世:僕だよ

も:人間もい?

世:信じられないかい?

も:人間は対象外じゃないもい?

世:じゃーみんなに聞いてみな。誰が一番威張ってるか。誰が一番餌食うか

も:それは聞かなくてもわかるもい

世:誰よ?

も:人間もい

世:なんだ、じゃーあんたも認めてるんじゃん。ならそういうことで

も:でも、人間もい!

世:人間はダメなの? ボスになれないの?

も:普通はならんもい

世:つかさ、僕が人間だってなんで思う? もしかしたら人間じゃないかもしれないじゃん

も:?

世:もしかしたら、猫かもしれないし、猫でも人でもないものかもしれない

も:そ、そんなはずはないもい!

世:絶対?

も:ぜ、絶対もい!

世:ほんとに?

も:ほ、ほんともいよ!!

世:証拠はあるの?

も:そ、それは…

世:ないんでしょ? じゃーどっちの言い分が正しいかわからんでしょ?

も:み、認めないもい! 認めないもいよ!!

世:あんたが認めなくっても、僕がボスだから。てっぺん獲りたきゃかかってきな!

も:!!

世:ただ、僕が怪我でもしたら、あんたのご飯はなくなるけどね

も:卑怯もい! 餌を人質にとるとは!!

世:ボスってのは、そういう卑怯なこともするんだよ

も:…

世:毎日ご飯が食べたいなら、僕には手を出すなよ。ついでにボスじゃないおれおも狙うなよ!

も:………釈然としないもい

世:釈然としなくても、それが家猫ってもんだ。わかったね、もい!

も:…


ってな感じで、いさかいがなくならないものか、と思うのである。


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猫と語ろう: with皆さん

2016年08月07日 | 猫のたわごと
世:世話人


世:えー本日は、皆さんにあの子のことについて率直なご意見を伺いたいと思います。

①:あの子って、誰かもよ?

世:最近家に入ったあの子のことです。

①:わかったかもよ! も…

世:①の方、みなまで言わんでください

①:①の方って誰かもよ?

世:あなたですよ、シマシマの…おっと! 本日は忌憚ないご意見を伺うべく、皆さんのお名前は伏せさせていただきます。

②:当たり前よね。マ…いいえ、私たち未成年ですもの!

③:②ちゃん、僕たち犯罪者じゃないんだからさぁ。

④:議事進行! 議事進行なのニャ!

世:それでは、さっそくですが、まずは意識調査から。YES/NOでお答えください。

 Q あの子はお好きですか? ⇒ YES 0%   NO 100%

世:なんということでしょう! これには世話人さん少しへこみますよ。では理由をお聞かせください。

①:かじられたかもよ…

④:かじられたのニャ!

②:なんか柄が似てるから腹立つのよ!

③:じーっと見てて怖いんだよね。Wi-Fiも見えるみたいだしさ。

世:乱暴者なのは世話人も体験済みですが…。そうだ、⑤さんはどうですか? 待望の子猫ちゃんでは?

⑤:違うよー。あれは子猫ちゃんじゃないよー。

世:なんと! ちなみに、①さんは子猫ちゃんですか?

⑤:シマシマパンツのかわいい子猫ちゃんだね!

世:②③さんは?

⑤:子猫ちゃんだよ~。かわいいよね。

世:じゃー④は?

⑤:随分と大きな子猫ちゃんだね!

世:ここまで「子猫」の定義域が広いのに、あの子は違うんですね?

⑤:違うよー。

世:さすが、NOが100%なだけはあります。では、⑥さんはいかがですか?

⑥:混じるのが下手っぴだから嫌いです! 兄さんたちへの挨拶もないし!!

世:そうでした…。⑥さんは礼儀に厳しいんでした…

⑦:僕はそんなに嫌いじゃないよ。好きでもないけど。

世:お! ⑦さんは御心が広い!!

⑦:あんまり接点ないしね。でも、みんなのことかじってたし、僕のこともかじったらいやだなぁ~って思ってさ。

⑧:俺も!

⑨:俺も!! …で、なんの話?

世:⑨さん、今はあの子について話してて…(事情説明)…ということなのです。

⑨:へ~、あの子、かじるのかぁ。じゃー怖いから嫌い!

世:(あんたわからんで回答してたんだね…)。それでは、次の設問です。

 Q どうしたらあの子と仲良くなれますか? 

世:これには自由にお答えいただきます。

①:かじらなければいいかもよ。

④:じゃー歯を抜くのかニャ?

⑩:……抜くと………かじれない………。

⑪:全部じゃなくてもかじり辛いのニャ。威力半減なのニャ。

①:歯を抜くのは手術かもよ!? それはかわいそうかもよ!!

世:確かに、かじり防止で抜歯はかわいそうですね。世話人の財布的にも大悲劇です。

⑫:おばーちゃんに叱ってもらうんだな。

世:そのおばーちゃんもかじられてましたよ。

⑫:おばーちゃんをいじめる子は許さないんだな!!!!!

⑬:あら、⑫だっておばーを引っかいてるじゃない。おばー困ってたわよ。

⑫:………ごめんなのね…。

世:あ、その隅で小さくなってる方! ⑭の方は何かご意見ないですか?

⑭:怖い…怖い……

世:えっと…?

②:どうしたの? 人間が怖いの? それともあの子?

⑭:あの子、この前まで窓の外にいた子に似てるのニャ。ある日姿を見せなくなって…

世:あぁ、それなら…

⑭:外の世界は過酷だから、どこかで命を落としたのニャ。それで成仏できずに…怖いニャ~~~

世:安心してください。本猫ですよ!

⑭:人間のいうことなんか信じないのニャ!

世:…これは困りましたね。

==その後、それぞれがいろんなことを言ってみたのだが、結局溝は埋まらなかった==

世:それでは、そろそろお昼寝タイムのようですので、終了とさせていただきます。

⑧:帰っていいのか? お昼寝の前におやつだな!

⑦:さすがにございます。

⑧:うむ、余裕だ! …って、今日はそれじゃなかったね。


三々五々、猫どもは会場を後にする。

残ったのは数匹。

⑬:まぁ、なるようになるわよ。おれおの時だって、ずーーーっと大変だったじゃない?

世:確かに、認めてもらうまでは時間がかかりましたね。

⑬:でも今じゃ猫の輪の中央にいるじゃない?

世:確かに。

⑬:だから、きっと大丈夫よ。

世:だといいんですけどね。


<了>





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