暦の上での春が近づこうとしているのに
鉛色の雲の下
大きな切り株
ここにいたものかどうかはわからない。
ただここへ捨てられただけなのかもしれない。
後ろの大きな建物と同じで
存在感たっぷりでシンボル化していたのだろうけど
今はただ静かに横たわる。
音もしない
香りもしない
かたや日射し注ぐ学び舎
同じような切り株
どこからか匠の目にとまってここにきた。
このギャラリーも元は学校。同じように今は生まれ変わった。
こんなテーブル欲しいねぇ…と人は優しく撫でていく。
喚起の声
刈られてもなお木の香り
運命は
かくも些細で極端なものです。
人は少なくとも どちらかを選ぶことができる。
鉛色の雲の下
大きな切り株
ここにいたものかどうかはわからない。
ただここへ捨てられただけなのかもしれない。
後ろの大きな建物と同じで
存在感たっぷりでシンボル化していたのだろうけど
今はただ静かに横たわる。
音もしない
香りもしない
かたや日射し注ぐ学び舎
同じような切り株
どこからか匠の目にとまってここにきた。
このギャラリーも元は学校。同じように今は生まれ変わった。
こんなテーブル欲しいねぇ…と人は優しく撫でていく。
喚起の声
刈られてもなお木の香り
運命は
かくも些細で極端なものです。
人は少なくとも どちらかを選ぶことができる。