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旅の切り株カタログ

大仏と切り株

2012-07-25 07:53:00 | 森の切り株
十勝の中核都市、帯広市の校外。
昔、このあたりには軽便鉄道が走っていたそうです。
今は、その名残のほとんどが畑に飲み込まれてしまったり、車道に姿をかえてしまい、当時を伺い知ることは難しい。。。

その沿線駅に「藤」がありました。
古い地図を見ると思ったよりも複雑に張り巡らされていた鉄路。
添付の文にこういう事が書かれていました。

「十勝鉄道の旧藤駅前(富士町)の富士桜山大仏公園に釈迦如来像がある。有塚組合長が藤丸創業者の藤本長蔵氏らが建立したもので富士地区の名の由来は藤本農場の『藤』だったが、その後日本一の富士山にちなんで『富士』に改名された」

大仏? それは見に行ってこよう。

「桜山」というくらいなので山を探した。
でも、地表から盛り上がった景色は林ばかりで山らしきところは見つからない。
同じ所を何度も行ったり来たりしているうちに桜山公園と史跡桜山大仏の看板を発見。
私道のような道を少し不安になりながら進むと若干隆起した土地に立つ林へ入って行った。

「ここが山?」

山というから山なんだろう。

大仏を探しているとようやく大仏様が見つかりました。
でも大仏にしては普通の人間大な気がしました。
『お釈迦様=大仏』という考え方があるのだろうか?
奈良の大仏様は〝大日如来〟じゃなかったかな。。。

それはともかく
この大仏様、建立は大正の時代だそうです。
それにしては面立ちがハッキリした印象。

小麦の収穫の季節がやってきました。
この土地の小麦も黄金色に輝いてきました。
それもこの大仏様の恩恵かもしれませんね。

参道わきに大きな切り株を見つけた。
その大きさから大仏様と一緒にこの土地を身守り続けてきた木だと思われました。

視界の八割が空であるような平らな景色
太平な大地のように
人の心も太平でいられるようにお願いしましょう。

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