天狗になったキョン太

「母ちゃん　天気荒れちゃいましたね　」

＜荒れちゃったねぇ　＞



「僕の言った通りでした　僕の予報が当たりました　」




「僕はイヤな予感がします　」





「やっぱり当たりました」





「僕だっていつもやられてばっかりじゃないです
　高速猫パンチです　」




「お兄ちゃん　離してください　」

＜ダメです　＞



「どうしてもダメですか？　」

＜どうしてもダメです　＞



「こうなったらローリングアタックです　」




「僕は天気予報を当てたんですから　」

＜だからと言って　小太郎にローリングアタックはダメです　＞



「だって　天気当てたんです　」

＜天気を当てたのと　ローリングアタックは別です　＞



「僕が天気を当てたから…　」




「母ちゃんは僕にやきもちを焼いているんです　」





「でも　何でもできちゃう僕ですから　やきもち焼いても仕方ないですよね　」




「母ちゃん　キョン太が好き勝手な事言ってます　」

＜まぁ　天気当てちゃったからねぇ　＞



それよりチャミ



寝癖になってますよ




「余計なところは写さなくて良いです　」

＜ハーイ　＞



「ところで　明日の天気はどうなんですか？　」




「明日の天気は…　」




「全部雪が溶けて　木登りし放題です　」




「　・　・　・　　」



さぁ明日　雪が全部解けるくらい暖かくなるかなぁ？
楽しみ



おやすみなさい