「宇賀の里」の冒頭には
「三次市宇賀交流拠点施設」
という正式名称がある。
小学校として使われていた。
校庭は芝生の緑がきれいだった。
急に桜が咲いた。
まさしくスプリングコンサート。
あいにくの曇天で時折小雨。
さすが「雨女」とほめてもらった。
念のために「雨女」のカラオケも
持参して会場入りした。
実行委員会の方にはお世話になった。
12名だそう。
早々に入ってステージ作りから。
ガランとしたらんとした雰囲気を
避けたいので定位置より前に設置。
椅子を円形に並べてもらった。
そうこうしていたら電話が鳴った。
桜を持って行くとのこと。
軽トラック荷台にいっぱいの桜の枝!
体育館で花をテーマに歌うのは
無理があるんじゃないかと
心配されていたようだ。
感激♪
ステージ横にしつらえてもらった。
さらに菜の花をスタッフさんが
活けてくださり
「スプリングコンサート」らしい
雰囲気になった。
遠くは世羅町や神石高原町、
安芸太田町そして広島市内からも
何人か駆けつけて下さった。
花をテーマにしているのよね
と直前になって衣装に苦慮。
というのもYoneが飛び入ることに
なったので(って自分で決めた)
衣装チェンジの段どりが必要。
百均で造花をたくさんゲットして
帽子につけたら雰囲気が出た。
顔が負けそうな華やかさだったが
会場に出たらば「お~~」と
小さな声が上がり受けたよう。
この日は我ながら声が良く出た。
珍しく絶好調だった。
本番前になると決まって不調に
陥る体質。
歌いながら「ああよかった~」
と何度も思った。
今回の音響さんは三次市の
「ビビッドサウンド」さん。
15年以上前に出したCD制作で
お世話になった。
とても歌いやすかった。
何よりお客様のリアクションが
素晴らしくて、
ライブが進むにつれて一体感を
感じられた。
私の気分もドンドン深く&高揚
していく感じ。
実行委員会のご尽力で入場料は
500円。
4曲くらい歌ったところで、
「500円分は歌ったと思うが
もっと聞きたいですか」と
お客様に聞いた(笑)。
もっと聞きたいとのこと(笑)
2部冒頭で飛び入りのアナウンス。
そしてYone登場~。
「あっはっはっは」を歌う。
サビ部分で皆さん目いっぱい参加!
ステージから見ると壮観。
わたしは本気で笑った。
そして妙さんの「ハナミズキ」演奏。
その間に衣装チェンジ。
妙さんはいつも壁側を向いて
弾いているけれど今回は
観客の方を向いていたので
緊張したそうだ。
何しろ実行委員の方の盛り上げ方、
そしてお客様に助けられた。
入場料だけ払って帰らなくてはと
楽屋に来られた方も。
お土産を頂いたりして
皆様に応援してもらえているな~と
思う。
100分があっと言う間だったそう。
久しぶりの新屋まりコンサートを
凄く楽しみにしていた方から、
待っていた甲斐があったと
連絡を頂いた。
誘ったご友人はコンサート初体験で
こんなに楽しいものかと言われた、
などなど。
おかげ様でいつになく好評だった。
実行委員の機動力にはびっくりで
ステージのセットアップと
配線がひっかからないように
テープでヨウジョウ(どんな字?)
する美しさそして
撤収の速さには驚いた。
自前ライブではいつも1時間以上
掛かるのです。
「いつでも撤収に行きますよ~」と
言ってもらった(笑)
ボランティアスタッフにも
ご尽力いただいた。
大勢の人の熱意と真心がこもった
コンサートだった。
「あ~だこ~だ」と色々気をもんだが、
蓋を開ければ皆さんそれぞれ
ベストを尽くし楽しみながら
関わって下さった。
にいやの理想形だった。
皆さんの思いに応える為に
パフォーマンス内容に私の
責任がある。
そのミッションを完了したと
感じて安堵している。
「心に春を呼び込むコンサート」
と銘打っていた企画。
私の心に春風が吹いたのだった。
この熱量を糧に次なるステージへ
臨みたいと思う。
まだ見ぬ町へ街へ、
あたたかい風を届けに行きたい。
それがにいやの理想形。
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