あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

入院ライフ~まな板のまぐろ

2024-12-27 | 奮闘中

術後は痛みで眠れなかった。

翌日からだいぶ落ち着く。

昨日術後3日目に傷口のガーゼを

取りましょうと言われるが

早いか男性医師にパンツを

はく奪されてしまった。

何百人に対応されているから

どってことないでしょうけど。

入浴していないのでパンツを

履き替えていないのがひとり

気になった(笑)

何しろ手術した左脚を上げると

激痛が来る。

ソックスとパンツを履き替える

のは至難の業だ。

それでも絶対に履き替える

という決意を胸にトイレに籠り

チャレンジしてみた。

病室は目下個室状態だが

検温だの配膳だのお掃除だの

いつ人が入って来るか分からない。

で、かろうじて成功。

術後初の入浴介助をお願い

したが自分でできそう。

キャンセルした。

病院で働く人にとっては日常的

なことで慣れっこだろうが

衣類をはく奪された人間は

尊厳を失いかける。

自力入浴でちょっとプライドを

復活できた。

そう言えばオペ室が凄く寒かった

と前回書いた。

看護師さんにチクると

オペが終わった時には先生も

看護師さんも汗をかいている

そうだ。

その集中力に心から敬服した。

受付周りでも病室周りでも

看護師さんは笑顔で愛想が

良いけれどオペ室では怖いくらい

なわけだ。

患者以上に真剣勝負されていると

思い知る。

トイレでパンツと格闘しながら

ガーゼが外れた自分の太ももを

見たらさすがに腫れていた。

そして傷口に血が一滴も

ついていない。

まぐろの解体ショウさながらと

想像した。

オペの後すっぽんぽん状態で

洗われたんだろうね。

もはやパンツ1丁有無が

どれほど意味があるねん。

初日は立ち上がるだけで

精一杯だった。

昨日から本格的にリハビリが

始まった。

リハビリ君とリハビリちゃん。

二人とも若いが実地経験豊富で

良く学んでいる。

手術した方の太ももを

なでられただけで強烈な

痛みがあるが傷の痛みではない。

なんと筋肉痛!

歩き方を完全に忘れた。

全身の筋肉を動員してカバー

するから背中や脛、膝まわり

そして首の前側や腕の付け根

などもまさかの筋肉痛で喘ぐよう。

先週まで良く寝た。

入院を人生の冬休みと考え

寝るぞ~と思っていたが

どうしたことか眠気来ない。

一昨日3時間、昨夜は2時間。

昨日はお昼寝がちょっとできた。

今朝は脱脂綿交換。

T先生が来られた。

またもやパンツはく奪。

入院前に「どういうふうに切るのか」

と何人かに聞かれた。

「さあ」と答えておいた。

ベストのやり方だと信頼するのみ。

ビキニラインの少し下を横に

切ってあった。

そこから太ももにそって

やや縦に傷。

先生「今の流行りだ」との説明。

「(回復が)早い」と褒められた。

7日目ですと答えたが

後で考えたらまだ4日目だった。

療法士さんの指導の仕方が良い

おかげだ。

それでも力を抜いて歩かないと

後で痛みが出る。

あなたは頑張り過ぎないで

とある看護師に指摘された。

性格を見抜かれているようだ。

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (加藤泰顕)
2024-12-28 17:30:58
お疲れ様です
わたしの義理の母も手術中寒かったと言ってました
その時は大手術の為身体を冷やされたとか言ってたみたいでした
頑張ってね
返信する
コメント感謝♪ (にいや)
2024-12-29 08:59:57
>加藤泰顕 さんへ
>お疲れ様です... への返信

身体の深いところから震えが来る感じでした。
お隣さんも術後が寒かったと言っていましたね。
寒いオペ室でしたし、術後は血まみれなはず。
洗い流すんでしょうね。
執刀医も看護師さんも汗かくそうです。
輸血用の血などに適温があって
たぶんエアコンはつかえないのでしょうね。
その夜は電気毛布を掛けてくれていましたから
快適でした。

毎日発見があり入院ライフは
なかなかに面白いです。
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