あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

味噌の奥深さ

2022-03-18 | 田舎暮らし

これからの4年間は地球規模で

激動の時代と言われている。

コロナも侵攻も地震も

ほんの序ノ口だとか。

予想される中に食糧難が。

粗食に耐えうる暮らしぶりが

求められる。

味噌作りを知っていて損はないー。

そんな気持ちで参加した味噌作り。

目からうろこの連続だった。

米麹と塩と少しの水を混ぜる。

手にくっついている常在菌も

一緒に混ぜ混ぜ。

ちゃぶ台をぐるりとちょうどの

8人とスタッフさん1名は

たまたまとは言え最適な人数。

会場の古民家はインスタで知ったが

訪ねてきた知り合い2人とばったり。

(民泊可能な「すずはり荘」の

ウリはきっとこの露天風呂)

先生の手作り味噌が4種類あって

試食させてもらった。

縄文時代の味噌から薬草みたいな

味噌までそれぞれに味わい深くて

すごくおいしかった。

「ガンの人はこれを食べて

もらいたい」

さらっと言われたが

発酵食にはそんなパワーが

あるのでしょう。

味噌の試食が効いたらしく

その夜からずっと快調。

その状態でもう一週間だ。

発酵前の大豆を1,5キロ

買って持って帰った。

保存する容器によって

味が違うそうで

一番おいしくなるという

焼き物の「ツボ」に決めた。

タネの空気を抜きながら

ぎっちり隙間なく入れて

カビを防ぐため熊笹を表面に

はり付けてサランラップで

軽く蓋をした。

ツボごと新聞紙でくるんで密封。

赤いマジックで「発酵中」

「2023年3月末開封」と書いた。

味噌は食べ物というより

「生き物」なのだと先生。

納豆菌はどんな菌より強いので

大豆発酵が安定する一か月は

納豆を同室に置かないように

と言われた。

糸を引いて納豆もどきになって

しまうそうだ。

冷蔵庫に入れてあっても

ドアを開閉するとき菌が飛ぶし

洋服に菌がつくから食べても

ダメだそう。

発酵大豆をきちんと密封する前に

危うく納豆を食べるところだった。

パックの蓋を開けながら

間一髪で思い出した。

さらには環境に影響されるので

穏やかじゃない気の人がいると

おいしくならない(爆)

常温で良いと聞いてキッチンの

水屋で保管するつもりだったが

私の気が荒くなる場所(爆)

人気のない納屋の棚に保管した。

味噌は生き物。

「有難う」とか「かわいいね」と

声掛けすると美味しくなるとか。

「音楽はどうでしょう?」と

確認したらとても良いそうだ。

毎日、味噌に向かって

歌わねば(笑)

大豆も菌も塩も手抜きのない

本物かつ一流品だそうだ。

これでおいしい味噌にならない

わけがない。

1年後が楽しみだが、

「味噌」と呼べるのは3年後

なのだそう。

とにもかくにも味噌は奥が深い

ということが分かった。

 


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