NISC-PHILIPPINES

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をしていきます。直接ご連絡いただければ販売もいたします。

野外品個体の管理 3

2014年12月24日 05時00分17秒 | 日記
荷物が日本に着いたと同時に

税関職員も植物検疫所の連中も

あ!虫屋さんが帰ってきた!

とみょーに反応しているのがよくわかる 笑

それほど、フィリピンと日本を行き来しているので

知らぬ間に有名になってしまった。

すでに植物検疫所の連中は

私を見た瞬間

電話で、上の階から応援部隊を呼んでいる

だまってすーっと生きた昆虫を検疫も通関もせず

くぐりぬけている業者もいるようだが

私は、ここまで有名になってしまっているので

たとえ虫がなくても確認されるので

事実私はそんなことはできないし

至難の業だな 笑

まあ、黙ってやっている人は

ほっといても自然に捕まる。

世の中そういうもんだ。

生きた昆虫を輸入するという事は、

日本の環境省等が現地政府関連書類の発行の確認をとって

日本政府として認められた書類だけが有効で

原産国の種別証明書が必要だ!

あくまでも、日本がOKを出している書類じゃないと

いくら現地から証明書をもってかえっても

認めてない書類は無効で

輸入はできないので

昆虫を海外から輸入しようと企んでいるひとは、

先に環境省等で確認の上、日本に持ち帰るようにしないと

没収されたりするのでお気をつけください。


荷物をもって

植物検疫所に向かうのだが

ここで書類提出・自己申告の学名・数量・原産国が記載された用紙と

現地からの種別証明書を照らし合わせながら

1種類ごと植物防疫所職員による、資料と照らし合わせながら同定検査が行われる。

その後、その種に対してオス・メスの数量確認が行われるのだ。

すべて全頭検査が義務ずけられているので

多少は、時間がかかりメンドクサイ。

その他、私は標本もたくさんもっているので

それらは、基本的に全頭確認はもちろんだが

生死確認・・生きているか死んでいるか・・・そのほかの害虫と呼ばれるものが

付着してないかの検査が主となる。

それが終わると

持ち込みに使用した箱の中をチェックして

無申告なものはないか?

ようは、隠してないか?のチェックが終わると

書類・輸送用BOXに

検疫済み!

とスタンプを押してくれる。

さあ、あとは帰るだけと思ったら大間違いで

今度は、検疫を受けたものを

通関しなければならない!

場合によっては

再度中身を出して別室に連れて行かれて

先ほど検査したことをもう一度やったり

すべてX線にかけられて

ごちゃこちゃ高慢な態度で質問されたり

調べられたりするが

まあ、ここまでされることは稀で

こういうときは、外部からの密告であったり

妨害工作のことが多い!

昆虫業をしていると

やっかみや恨み等が多く

よくこういった邪魔は入るので慣れたものだ・・・

私も全ての人に好かれているのであればいいのだが

私に文句を言っている人間がもいるのは事実で

まあ、そういう人たちが妨害やいらぬ密告をして

楽しんでいるのであろう。

どこの世界でも同じだと思うが

面と向かって話ができない奴の

苦肉の策であろう。

私も迷惑をかけたりいろんな人に助けられて

ここまできたが

継続して最後に長く続けていくことで

時間が評価してくれると思っているので

ただ、がんばるだけである。

評価をするのは

私ではないのだから・・・・



話がそれてしまったが

通関をしなければならないのだが

ここで必要なものは

現地からのインボイス

まあ、領収書みたいなもので

関税を納める基準になるので必ず必要だ。

税関なので税金を回収するのが仕事としてもあるので

それらはきっちり提出しなければならない。

先ほど、話したとおり

私は、昆虫標本も輸入しているので

他の人はしてないのだが

ごちゃごちゃうるさいので

私は、標本もある程度学術的に仕分け、数量も記載した

独自で書類を提出している。

まあ、なになに蝶が何頭とか明確にしているだけであるが

フィリピンには、ワシントン条約の保護種のややこしいアゲハチョウがいるので

税関の仕事としては、そういう密輸の阻止も仕事なので

そういうことを確認される。

そのとき、いちいち説明するのがメンドクサイので

学名と数量を記載した書類を作成しているだけで

これらは特に必要はない!

確認が終われば、荷物の重量・インボイスをもとに

関税が算出され

税金の納付書をもらう。

あとは、空港出口で税金を納めて

はるばる通関!

いわゆる輸入完了ってなわけです。


まだまだ

話は書けそうなのだが

続きは

次回でご勘弁!



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