「動物化するポストモダン」(東浩紀)、「オタクはすでに死んでいる」(岡田斗司夫)を読んだ。サブカルチャーに関する書であるが、なかなか面白い。ポストモダンは建築でも話題になった流れで、古典のデザインを引用する方法が代表的だったと思う。しかし、同じ意匠であってもオタクより前の者にとっては歴史を踏まえた古典の復活であり、正々堂々としたストーリーが必要であるのに対して、オタク以降の者にとってはストーリーは関係なく、気持ちがいいかどうかだけが評価の基準となる。そして、前者にとっては「なぜ今古典のデザインを採用するのか。」という疑問を解決しきれずに破たんし、ポストモダンは終わってしまったが、後者にとってはそのような問題は存在せず、ポストモダンのデザインを楽しむ文化が続いており、それは飲食店やファストフード店のデザインやスーパーマーケットのモール、テーマパークのデザイン、あるいはゲームなどのバーチャルな世界のデザインで引き継がれているようである。
ただ建築の本来のデザインについては、安藤忠雄氏やSAANなど、現在も展開されている。また茶室、数寄屋、寺社などのデザインも生き続けている。
中途半端なのはハウスメーカーの売れる住宅である。
自分はどの方向に進むべきだろうか。
ただ建築の本来のデザインについては、安藤忠雄氏やSAANなど、現在も展開されている。また茶室、数寄屋、寺社などのデザインも生き続けている。
中途半端なのはハウスメーカーの売れる住宅である。
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