【飲食店経営】にすぎのコンサル日記

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時流は「二極化」

2013-07-11 00:11:18 | 繁盛のコツ
今年に入って、外食業界の既存店売上高はまずまず良いところが多い。


(ただし、前提は「リニューアルなど手をうっているところ」であるが)


円というマネーが刷られ、マスコミの煽りもあり、消費者心理として少し解放的になっているような状態かなと感じる。


「我慢」をしてきた期間が長いほど、解放欲求は「正当化」される。


論理の正当さから行動が喚起されるのではなく、やはり人間は「感情や欲求が先にたち」「論理は正当化のために」後付け的に利用される。


ただし、本質的にはみんなが良くなることは無いと思う。


資本主義であり、その資本主義が成熟化しているため、基本的に富は「二極化」していってるのが“時流”である。


二極化が進むということはどういうことかというと、対象とするセグメントの母数が細分化されていくということだ。


つまり、マスをつかむことが難しくなる。


マスをつかむ為には、人間が本質的に欲する「原理原則」に串刺しできるサービスや製品が必要になる。


最近、客観的に塚田農場を見ていて、その“掴み”の上手さを感じさせられる。


キーワードはここでは書かないが、すごくシンプルな人間の欲求を彼らは提案・表現している。


スターバックスもそうだ。




今日は年商50億の会社へコンサルティングでおじゃました。


多業態を展開している会社であるが、マーケティングは別として、マネジメントの課題は「人不足」である。


どの業態会議に出ても「人の悩み」が話しに上がった。


この悩みは時流であると僕は思う。

採用⇒定着の流れを改めることを根本的に考える時代なのかも知れない。


しかし、一部の好業績業態では「人の悩み」は無い。


話を聞いていると、リーダーシップの原理原則がキッチリ実践されているため、人の定着が良い。







マーケティング、マネジメント、いずれのテーマにしても「時流」を正しく認識しなおし、そして、改めて原理原則を見直すことが大切な時代が来ている気がする。



まずは目の前で起こっていることを正しく認識しようとすることが最初の第一歩だ。

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