アロマナース 森の聲だより

カラダに教え込む

緩和ケア病棟でのアロマボランティアを
始めてちょうど10年になります。

入院している患者さん達にとって
少しでもホッとできる時間になれば
という思いで仲間と伺っています🍀

今日伺った方の病室のドアに
「ノックせず入って下さい。入ったら必ずドアを締めて下さい」と書かれた貼り紙がしてありました。
ノックせずとは…どういうことか。
音に敏感になっているほど
気持ちがピリピリしているのか…
とにかく静かに入ったほうが良さそうだ。
声のトーンも落としていこう
なんて考えていたら
担当の看護師さんが慌てて来られて
「あ!私がまずは本人に説明しますね」と。
中に入られた。
そんなに気難しい方なのか
それとも辛い症状があるのか…
私にもさらに緊張が走りました。

そして看護師さんが
「どうぞ…」と

そこには硬い表情の男性がいました。
ご希望のあった足に触れたとき
今まで触れたことのないほどの
熱さが伝わってきました。
その時かなり高熱がでている
ことが分かりました。

そんな辛い状態でも
私に触れることを許してくれたのです。

彼の反応を見ながら
ゆっくり触れていきました。
表情をみて呼吸に合わせ触れていきました。

片足が終わると
硬い表情が少し緩み
「ゆったりすることが出来ました」と。
そしてまた閉眼してしまいました。

もう片足が終わる頃は
ウトウトされてました。

少し穏やかな時間が
過ごせてもらえたようです。

その後担当の看護師さんに「アロマをしてもらってゆっくりと過ごせた」と感想を伝えてくれてたみたいです✨️

ひとりひとりに合った
触れ方を感覚で捉え提供する。
あまり頭で考えない…
自分のカラダに覚えさせる

例えて言うなら
自転車乗るみたいに…かな?💦

ボコボコ道、坂道で
自転車乗るときにだって
頭あまり使ってないはず…
右足をペダルに乗せて
3回左足で地を蹴って
そして…なんて考えないで
今だ!というときに乗る感じ…

自分自身の感覚を研ぎ澄ませ
それに合わせアロマケアを行う。

なんでもそうですが
そのためには場数を
踏んいかねばと思います。







二拠点生活始めたフリーのアロマナースの日々のこんな活動!

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