ばあちゃん幸せ?と聞くとへへへ・・幸せだよ!と。。。



春も夏も秋も冬も
せっせと靴下編んでます。
右と左と同じにしないといけないからと
同じ色の毛糸を合わせて丸めておくのが
ばあちゃんの編み方です。

秋田出身のばあちゃん
震災後は被災地へ
寒いだろうからと
靴下を編んでくれてた

じみ~に「ばあちゃんの靴下プロジェクト」が始まり
6年間で送った靴下500足以上

震災直後は避難所生活している方が
涙を流しながら靴下を手にして喜んでくれました。
それをばあちゃんに伝えると
みんな喜んで元気になってもらえるならもっと頑張るよ!っと。。

配色もきれいで
とても人気の靴下のようです。


編み方を教えて欲しいという方が・・・
ちょこちょこ自宅に習いに来てくれてます。
編み方の図がないので
習う方も大変だったかと思います。
これからも靴下がいろんな方に編んでもらえるように
習いに来られたお一人が
図おこししてくださいました。
編み物していない時は

仲良しのお友達がきて
家の前のベンチに腰掛けておしゃべりしたり

広場の草取り大好きで真っ黒に日焼け
杖をつきながら草取り
「命がけの草取り」

26年前は初ひ孫の娘と
盆踊りを踊ってくれた

あれから20数年
こんどはひ孫が作ったブーケを
プレゼントされ嬉しそうにしてる

コーヒー大好き♡
そんなばあちゃん
普通にいつも通り朝ごはんを済ませたあと
突然倒れてQQ車で運ばれ病院へ
病院へ駆けつけると
Mカテ入って点滴されて
モニターがついて
バルンカテーテルが入っている姿。
それが嫌で左手で取ろうとしています。
次の日病院に行ってみると
とうとうミトンで縛られてしまいました
抑制されても
なおそれらを取ろうと一生懸命手を動かします。
ミトンを外してあげると
私の手をぎゅ~っと握ります。
そんな姿を見たら
たまらなくなって・・・
家で看取るから連れて帰ろうと思いました。
家に帰ろうね!というと
言葉は出ないけど
うん うん って一生懸命うなづいていました。
家で死にたいって言っていたもんね
看てあげるって約束してたもんね。。。
少しでも早く。。
退院させたい。。。
すぐ主治医に退院お願いして退院日も決めたのに
その前日に・・・入院して12日目でした。
97歳。
最期家で過ごさせてあげたかった。。。
それが心残り。
倒れる前からずっと約束していたのに。。。
約束守れなかったのが心残り。
それでもちょっと救われるのが
元気だったころに
「毎日楽しいよ!」
「へへへ・・幸せだよ~」っと言っていた言葉。
残された編掛けの靴下を見ると
さびしくなります。
毛糸を送ってくださった皆さま
ばあちゃんに「幸せ」も一緒に届けてくださり
本当にありがとうございました!!
ばあちゃんの靴下を履いてくださっている皆さま
いつまでも足もココロも
ほっかほっかになりますように。。。。