ドクターの許可のところに×がありました。
その×の理由が知りたくて
看護師さんに尋ねてみました。
ナースステーションの中で看護師さんとドクターのやり取りが聞こえました。
「意識がないとアロマの気持ちよさも分からないから×にしたけど、状態が良くなったならアロマいいよ!」っと先生の言葉。。。
取りあえず許可がもらえたので
お部屋に伺うと
その患者さんの意識は朦朧としていました。
アロマをすることをお伝えすると
小さな声で
「こんな状態でもアロマしてくれるの?いいの?いいの?」
「嬉しい・・嬉しい・・」
開眼したかと思うとすぐウトウト。。。
「温かい・・温かい・・」
「気持ちいい・・気持ちいい・・」
アロマケアしているうちに表情が穏やかになってきて
呼吸もゆっくりになってきました。私はそっとお部屋を退室しました。
その二日後に亡くなられました。

そのことを他のボランティアスタッフに伝えると
状態が悪化して看取りの状態でも
アロマをやって差し上げたい。。。
思いは私と一緒でした。
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いい香りで温かな手の温もり・・・

意識が低下している方に
感じないだろうからやってもしょうがない・・ということはないです。
そういう方こそ
そばでそっとさすっていてあげて差し上げたい。。。
足や手の先まで血が通わなくなり
冷たくなった肌に手の温もりを伝えたい。。。
意識が低下していても
何か伝わってくれている気がするから・・・
伝わってくれていると信じているから・・・

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どうしてもそのことをドクターに伝えたく
思い切ってお話ししてみました。
そしたら
「そうですよね。その情報を病棟の皆に伝えておきますね」と!!
来週はボランティア活動の後、皆でお食事会&勉強会

多くのアロマケアを通して
「森の聲」も成長していきたいと思います
