□■□ IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉 □■□
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●「今日の焦点!」
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:
「JR東海の非常勤取締役に元米大統領補佐官を任命」です。
⇒その理由は……:
─私たち日本人の対米感情。
それは複雑なものです。
─「個人としてのアメリカ人は好きだ」
「国家としてのアメリカはいかがなものか」
─そのように多くの日本人たちが考えています。
本当のところ、日米関係はいかなるものなのでしょうか。
─大切なのは日米関係の本質に立ち返ることです。
それは米国が我が国から国富を奪うためのツールだということです。
─それに対峙する我が国はどう処すべきなのか。
対処法は二つあったはずです。
─一つは奪われるだけの地位に甘んじるということ。
もう一つは奪われるのではなく、奪い返す手段をも持つということです。
─ただし後者も二種類あります。
短期的なサイクルを創ることと、構造そのものを変えること、です。
─大事なことは「昼行燈」に徹すること。
さらには「構造そのもの」を変える際に欧州をも巻き込むことです。
JR東海の社外取締役に米国人が選任されました。
対日外交で知らぬ者はいない元大統領補佐官です。
「かなりのハイレヴェル」と通常ならば考えられるはずです。
ところがそうではないのです。
短期的な国富のサイクルという意味では確かにベストな人選です。
これに対して「構造転換」が行われるとなると話は別なのです。
「一体何が起きているのか」
“このレヴェル”の人財では全く分からないからです。
その結果、我が国大手企業は米国勢の「崩壊」そのものに巻き込まれます。
多くがその結果、失われることになるはずです。
「寄らば大樹の陰」
したがって「寄らば米国の陰」、ではないのです。
そのことをしっかりと今から踏まえておくべきです。
そうすることのできる企業・人財だけに「未来」があるのです。
(メールマガジン 2015年5月15日号 より)
http://archive.mag2.com/0000228369/index.html
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