S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

淋しさの根っこ

2006-03-09 16:01:15 | Weblog
特別養護老人ホームにいる母のところにお昼休みに行ってみた。いつもひとりではご飯を食べられないのでお昼に行って食べさせている。
きょうはちょっとババちゃんは具合が悪くて、お部屋で眠っていた。
最近は声をかけても眠っていることも多い。
調子のいい時は、「おはよう」と言ってくれるんだけど、なかなか言葉はでてこない。ちょっと目を開けたすきに、ご飯を食べさせようとしてもむせてしまってうまく食べられない。
自分が歳をとっていくのだから、ババちゃんがずっと元気でいるわけはないのだということをふっと思ったりした。起こしてもまた眠ってしまうババちゃんの顔を見ていたらなんだか、明るい春めいた日差しを浴びて、逆にとてつもなく淋しくなってしまった。
おおいかぶさる淋しさは人のまったくいない海の砂浜に立っているようで、こんな淋しいという感情はずっと昔(幼い頃)から、消えずにいつもあったもののような気がする。
誰といても、どこにいても淋しいという思いは根っこのようにあるのが、人間なのかなあとも思う。
ババちゃんも今も淋しいと思ったりするのかもしれない・・・・
頭をなでてみたり、胸に耳をあててみたりする。よく眠ってしまった。
また来るね。


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尊敬してる獣医さん

2006-03-08 15:13:29 | Weblog
最近家の猫のこだまは、ずっとせきをしていてお医者さんにかかっていました。やっと薬を飲み続けてせきがとまったので、ひと安心。ほっ。
獣医さんはミルクも看てもらっていた先生で、いつも犬や猫の絵がプリントされている甚平さんを着てます。先生はやっぱりどっか動物に似ています。顔は猫っぽいのに、ブルドッグちゃんみたいで、先生の飼ってる猫ちゃんは、ほんと顔が先生に瓜二つで、びっくりです!以前ミルクが歳をとって便秘になったときも、先生はゴム手袋をしてミルクのお尻に手を突っ込んで(すげえ!)う○ちを出してくれました。病院中がミルクのう○ちの匂いでいっぱいになっちまいまして・・・・
それでも先生は笑いながら「ミルクのせいで家は肥溜めになっちまった」と言ってましたが、そんな先生をすごーく尊敬してしまったのでした。
動物が好きぐらいじゃあ、獣医さんは勤まらない気がしました。人も動物もきれいなだけじゃあないから。生きてることはきれいなだけじゃあないものですよね。
母をずっと介護してましたが、(今は施設に入所してます)食べることと排泄することで、一日が終わってしまうのが、現実でした。

こだまに薬を飲ませるのは、すごーく大変で考えついたのはヨーグルトの上澄み液に粉にした薬を溶かすとペロペロなめてうまく飲んでくれた。ちなみにヨーグルトの上澄み液はすごーく栄養があるのだ。
家は多いときは犬、猫、モルモット、ハムスターがいたんだけど、ハムスターのハムパン(という名前)が一番かわいそうだったかも・・・・
死んだことを一日知らないでいて、丸まっていたので・・・・
モルモットのピックル(という名前)もいつも子猫だったこだまにいじめられていた。でも長生きをしました。

仕事から家に帰るとたまに鳥が死んでたり、ねずみが死んでることがあって、こだまは獲物を捕るのがうまいんだけど、家にほったらかしておくので、ぎゃーというはめになるんだけど・・・長生きしてほしいなあと思う、

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みんな新しい環境で頑張る春

2006-03-07 15:20:46 | Weblog
ここ長野県もやっと春らしくなってきました。
我が家も長女が新しい職場に勤め始めました。知的障害を持つ人たちの施設です。
慣れない仕事と、ひとりひとり違う障害を抱えている方と接する仕事なので、たぶん大変だろうなあと思います。障害者自立支援法という法律ができ、施設は運営もかえって大変になり、しかも障害の軽い人たちは施設の利用もできないような法の改正で、親が高齢な障害者の方たちは親が家でみることも大変なんだよね、と娘は言っていました。ほんとうに障害者のことを考えた法改正をしてもらわないと、大変なのは当事者の人たちです。
そこの施設では、障害者の人たちが、絵を描いたり、習字をしたり、作品を創っています。すごく感性豊かな素敵な作品が生まれています。

息子は迷ったあげく、家の会社に入りました。今まで営業やパソコンの仕事しかしてこなかったので、いきなりの現場の肉体労働はかなりこたえるよです。先輩から寅一の作業着のお下がりをいただいて、毎日弁当持参で現場です。
寅一はまるで片足が子持ちししゃものような形をしたズボンで、今まで、スーツか細いジーンズしか履いたことがない息子は、なんだか見慣れないひと・・・って感じです!洗濯して干す時なんか、物干し竿をメいっぱい使っちゃうぐらいぶっといのです。
ふたりとも慣れるまでは大変かもしれないけど、母は食事に気をつけて見守ってあげるしかないですね。がんばれ!

家のこだまの写真を見てね。
5年前に死んだピレネー犬のミルクとこだまはとても仲良しでした。時々庭のミルクの犬小屋に入っていました。(今は犬小屋を片付けましたが・・・)
ミルクが死んだ時は、ずっと動かないミルクの頭のところにすわっていたこだまです。今でもその時のことを思い出すと涙出そう・・・・・・

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どっかおかしいよ!

2006-03-06 10:50:57 | Weblog
お父さんが、「ケっ!」としゃっくりをして、「コン、コン」とせきをしたので、27回目の結婚記念日を思い出したわけです。27年ですよお、信じられナーィと心の中で思いまして・・・・
私たちは小さな吹けば飛ぶような会社をやっているので、24時間いっしょにいるのです。会社では「社長!」と呼び、家に帰ってくれば立場は逆転します。仕事には厳しいので、会社で怒鳴られることも多々あって、その憂さを家に帰ってからはらします。(リベンジだ!)世の中景気が良くなってきたとか新聞でも書いてますが、実際は小さな会社ほど大変です。消費税を払うために銀行でお金を借りなければならないというせつなさをいったい政府はわかっているのでしょうか?
この間も国会で民主党の岡田さんが「格差がでている現状をわかっているのですか?」という質問に小泉さんは「野球の選手だって、必死に練習して、努力しても3割打てない人もいるし、そんなに練習しなくとも運がよくて、才能があって打てるバッターもいる」とか言ってましたが、ちょっっと待ってよー!あんたの言ってることおかしくないかっつうの。政治は全国民のためにあるんだよ。一部の運が良くて才能がある人のためですか?次元が違うんじゃーねーかっつうの!
弱者を切り捨てる姿勢がもろに出てたよ。最近政治に腹立つことがすごーく多いのは私だけ?だって税金払うために利子払って借金しても払ってるのは弱者だよ!

日曜日はめちゃくちゃ忙しく動き回っていた。
午前中は友達の陶器の個展を見にいった。彼ががんばっているので、私もいつも力をもらうし、私もガンバロウ!と思う。
午後は所属している団体の総会があって行った。久しぶりにあった人たちとなつかしくいろんな話もできたし、けっこう楽しかった。

最近、我が家の猫のこだまが、朝方寒いのでベッドにもぐりこんでくるので、私は眠りをさまたげられけっこう辛い・・・・・

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「コインロッカー・ベイビーズ」

2006-03-04 11:47:33 | Weblog
きのうは、おひなまつりで次女のお誕生日でもあったので、仕事帰りに年に数回しか買わないケーキを買って、ブロッコリーが大好物の娘の為に、ブロッコリーをいっぱい買って帰りました。ブロッコリーはフライパンで蒸し煮するとおいしいと以前細木数子さんがTVで言っていたので、それいらい蒸し煮してます!
思い出すなあー。娘が生まれた17年前のおひなまつり・・・・・
生まれる直前まで、陣痛室で村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」を読んでまして、お医者さんに「これは胎教に悪いんとちがう?」と言われまして。
生まれてすぐにコインロッカーに捨てられた子が母親を殺す話ですねん。いい小説でした!?あれいらい村上龍の小説はいっぱい読んでます。
生まれた時、お医者さんから「3月3日で、3人目の子で、3000グラムで、なんだかおめでたい子だなあ」と言われまして・・・
でもおめでたい子っていうのは、ビミョーにセレブとは縁遠い気がして、ほっぺにへのへのもへじが書いてありそうなそんな雰囲気ではありましたが、とにかく素直におめでたく17歳になってくれて、感激も雨あられでありまする。

今年はおひなさまも飾っていません。
家を出て働いていた息子が、こんど我が家に戻って来ているので、家が狭くて、おひなさまの居場所がなくなってしまったのです。
早く3人の子供たちが、結婚なり駆け落ちなりして出て行ってくれればいいなあーと母はひそかに思ってはいるのですが。


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「平成マシンガンズ」

2006-03-03 14:42:18 | Weblog
三並夏ちゃんの「平成マシンガンズ」を読んだよ。うーっ、すごい文章力、構成力、それに思わず引き込まれていき、15歳の力を思い知ったです!

いまどきの子供たちって、けっこうぎりぎりの処で生きてるのかも・・・というやり場のなさもひたひたと伝わってきて、とめどないスピードで変化していく社会の穴のようなところも垣間見えて、いい作品でした。

さて、ブログを始めてみようと思い、日々のあたふたや、落ち込みや、感動も綴っていけたらなあと思っておりまする。

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