S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

からからと風の音がしそうな・・・・

2018-07-04 15:26:07 | Weblog
昨日は、ペットの斎場も予約でいっぱいだったので、今日、こだまは骨になりました。

小さなブリキの缶に入ったこだまの骨は、細くて白くて、まるでからからと風の音が聴こえてくるようでした。

斎場で「何か箱に入れてきてください」」と言われて、手元にちょうどぴったりの段ボールが、アマゾンのものだったので、

こだまは天国への宅配便のようでした。いつも寝ていた、大きなバスタオルにくるんで。


こだまが子猫のときに、いつも一緒だったピレネー犬のミルクは、やはり歳をとって死んだのですが、骨は大きくて

我が家のお庭の木の下に眠っています。そこにこだまも眠らせてあげようと思っています。


ミルクが死ぬ3日前に、友達がミルクに会いに来てくれて、牛肉を持ってきてくれたのを最後に食べてから3日は何も

食べられずに死にましたが、こだまもいつも食べていたご飯をたべないので、大好きな大好きなしらすをあげたら

最後にそれを食べて、それから2日間は何も食べなくなりました。

大好きなしらすが最期のご飯でした。


こだまは猫なのに、ほとんど魚を食べず、唯一とても好きだったのが小さな魚のしらすでした。


我が家は家族みんながペットロスのように、なんだか口数が少なくなりました。

20年以上一緒に暮らしたので、それは仕方ないです。

子供たちはその間、大学にいきそれぞれこの家から離れていましたが、私とお父さんはずっと一緒でしたから・・・


もうペットを飼っても、自分たちの方が、先に死ぬ年齢になってしまうので、それはできないですね。

元気な頃のこだまです。

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こだま逝く・・・

2018-07-03 13:19:05 | Weblog
2日前から、ご飯も食べなくなり、きのうは水もまったく飲まず、いつもいる部屋の何カ所かを、やっとの足取りで

移動しながら横になっていたこだまが、夜10時前、みんなに見守られながら逝きました。


我が家にやってきたのは、会社に迷い込んだ子猫の時、あれからもう20年以上の時が流れました。

次女が小学生で、毎朝、ランドセルのなかに入ってしまうこだまと姉妹のように喧嘩し、長女の大学受験の勉強を

こたつで一緒に見守り、寒い時は、わたしの蒲団のなかに入って眠り、元気な時は、コウモリや大きな鳥も捕って来て、

長女がお嫁に行って、舞ちゃんを出産するために里帰りした時は、長女のお腹を見守るように側で眠り、舞ちゃんが元気で

生まれると、小さな足のそばで眠り、響が生まれるときは、ママが病院にいるあいだ、舞ちゃんのお昼寝をいっしょにし、

響が元気で生まれて、ハイハイしながらこだまを追いかけまわすのには、少々抵抗し・・・・


そしてこだまの毛っけは、みんなの荷物に混じって、世界中に飛んで行きました。

みんなで行った香港やグアム、長女が留学したフランスのローザンヌ、お父さんがいつも仕事で行っていた中国、

次女と行ったハワイ、いつもこだまの毛っけは、私たちの荷物や洋服にくっついて、世界中の街に飛んで行った・・・

20年というのは、猫としてはとても長生きで、この間行った、動物病院の先生は「もう人間だったら、100才超えてるよ、

もういいんじゃね?」と言っていました。

がんばって生きて、舞ちゃんたちとも遊んで、こだまの人生?はしあわせだったと思います。


わたしが、癌治療して、ちゃんと帰ってくるまで待っていてくれたし・・・・

寂しくなりました。

こだまのトイレや爪とぎも今朝片づけたら、部屋が少し広くなりました。

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