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スラムダンクの映画がきっかけでBリーグ観戦を始めたアラフォーの日記。その情熱が尽きる時、ブログは消える。

『THE FIRST SLAM DUNK』から始まった私の観戦ライフ

2023-10-23 21:33:31 | 雑談

どうも、深津です。

今日は映画『THE FIRST SLAM DUNK』が無かったらバスケ観てないわというお話です。

 

1回目の鑑賞を終えた時は感動しかなかった。原作ではレギュラーながらも印象が薄かった宮城リョータの過去・現在・未来に衝撃を受けつつも「連載時は大人の事情があって描けなかったもの、井上先生が描きたかったものを映画でやっと実現できたのかもしれない」「スラムダンクを好きで良かった」という感動ばかり。また観に行くことはないかな~なんて思っていました。この時は。

何がきっかけで2回目を観に行ったのは思い出せませんが、1回目とは違う感動を得た私はTwitterで同志の感想や心の叫びを読むようになります。そして気付く。私が登場人物やスラムダンク自体の物語に感動するのとは別に、バスケのプレーや、プレー時の登場人物と心情を結び付ける方が居る…!

そして、ふと思う。

 

私、映画は集中して観てたけど、プレー自体は目で追う程度だったかもしれない。

 

Twitterでは多くの方が興味深い内容をツイートしていました。「小暮さんのTシャツの柄が面白い」「深津のバスパンの色が観たいからまた行く」「松本が三井に4点プレーを許してしまった後の沢北が冷たい」などなど。

 

え? そうだったの? ちょっと待って、そんな場面あったっけ?

 

ぼーっと鑑賞するだけ私では気付けないことを、誰かが沢山指摘してくれている。それでいて説得力がある。この謎を確かめるためには映画を観に行くしかあるまい! 映画館の座席に座った時は「今日はここを絶対に見逃さないぞ!」と課題を忘れないよう整理しながら上映を待ってました(笑)。

漫画と違って映画は動くから、宮城の回想とともに繰り広げられる試合中のシーンがすごくリアルなんですよね。井上先生が試合を描くにあたって(制作の指示をするにあたって)一秒たりとも手を抜かなかったのが分かります。

しかし。しかしである。好きなキャラがシュートを決めるのは嬉しいし、苦しい展開を経て逆転した時の爽快感は堪らん! 音楽も場面に合っててカッコいい! という素直な感想はあっても「この試合……面白いッ!」といった試合自体の感想や記憶がとっても薄かった。

バスケ<キャラ=音楽<物語

自分の中にある興味の度合い(↖)をどうにかしないと、この作品の面白さを理解できないかもしれない。それは非常に勿体ない。そう思った私は現実で行われている試合を観るべきだと判断。丁度その時くらいに高校バスケのインターハイが36年ぶりに札幌で開催されると知って「これは行かねばッ!」となったわけです。

 

仕事の都合もあり、私が見に行けたのは準々決勝のみ。スラムダンクの登場人物と同じ年代の子が頑張っている姿というのは良いですね。青春。自分にもこんな頃があったんだよなと昔を惜しみつつ、選手達が生き生きとコート上を駆けている姿は感動ものでした。初めての4クォーター制試合に戸惑うかと思いましたが、すんなり受け入れられました。準々決勝となると強豪校同士のバチバチの戦いなので学校の応援も熱い熱い! 試合終了のブザーが鳴るまでじっくりと見つめさせていただきました。

スラムダンク。ノールックパス。一人の選手が端から端までドリブルしてレイアップ。見逃すと分からなくなるくらいのスピードで進む試合。これらを生で観れた経験はその後の映画鑑賞にバッチリ活かすことができました。選手達の動きや疲れ具合、手足の動きまで余裕を持って追うことができたのです。一日観るだけでこれかよ。

 

インターハイ観戦により映画鑑賞が楽しくなった私は合計5回も映画館に行くことになるんですが、今となっては最後の応援上映でバスケを推す(レバンガ北海道を推す)運命が決まったのかなと思っています。

応援上映に参加するのはオタクな私にとって憧れでした。実際に声を出してキャラクターを応援できる。名前を呼べる。自前の応援グッズは何もないけど、身ひとつで終映間近の札幌シネマフロンティアへ乗り込んだのです。それがもうね…とっても楽しかった。同じ気持ちを持っていた仲間が周りに大勢いて、第ゼロ感が流れたら皆のテンションが上がって、手拍子や紙製メガホンの叩く音が響いて、なんか皆が同じタイミングで泣いたり嗚咽を漏らしたり…こんなの最高じゃねぇかよぉ…でした。

きっと私はこの時の応援上映の楽しさが忘れられず、アリーナでレバンガ北海道を応援した時の楽しさと重ねているのでしょう。でも今は純粋に、バスケに興味を持った道民としてレバンガ北海道を応援したい気持ちがあります。仕事で疲れてても観戦に行くぞ!という意志があります。

 

全国大会でぶつかりあう湘北と山王工業の熱い試合を描いてくれた映画。バスケを観る楽しさを教えてくれた『THE FIRST SLAM DUNK』には感謝しかありません。マジでこの映画がなければプロスポーツを観ることも、スポーツジムを調べることも、わざわざJR乗ってまでスポーツ店に行くこともなかった。新しい世界へ足を踏み入れるきっかけを頂きました。

 

スラムダンク、神。

バスケットボールというスポーツを考えた誰か様、万歳。

ありがとう。感謝感謝!

 


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