わびしくも悲しい世の中になったものですね。日本の年越しといえば 除夜の鐘 です。大晦日の夜、年が変わる元旦にかけて鳴り響く「除夜の鐘」。住民が除夜の鐘が『うるさい』『迷惑だ』だの苦情が増えてるみたいで、お寺側が除夜の鐘を鳴らすの辞めるところも出てるらしいです。
除夜とは大晦日の夜のことを指し、多くのお寺では1年間を振り返って感謝の気持ちを表す「除夜法要」「除夜会(じょやえ)」といった、その年最後の法要を勤めます。
除夜の鐘を鳴らすのも、その法要の一つ。大晦日から新しい年への引継ぎを行う大切な儀式なのです。
それをうるさいと 苦情を言う人がいます。そして、苦情に配慮する 寺があるらしいのですがお寺さんは一歩も引く事なく 我が国の年越しの風情を守ってほしいと思います。
除夜の鐘をうるさいという人は引っ越せばいいのです。室町時代には仏教行事として一般化され、江戸時代には多くの寺院で行われて現在に至ったようですから、うるさいという人は日本を出ていくという選択肢もありますよ。そもそも日本人はうるさいと感じる人はいませんから。
そんななか「ラムダ技術部」の田村弘さんらが開発した「どこでも除夜の鐘を鳴らせるアプリ」。タップしたり端末を振ったりして画面上の鐘を108回鳴らすと、音楽と共に「迎春」という文字が現れます。
日本人はそこまでしても除夜の鐘の音を楽しんでいるのです。年に一度だけ聞ける除夜の鐘の音です。