シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

復興を願って地酒を大いに飲もう

2011年04月24日 | ひとりごと
東北関東大震災からすでに40日以上が経過しました。

いまだに悲惨な状態は続き日本全国に被災された方達が散らばり、避難所生活も一向に改善されていないようです。

以前のような生活に戻れるのか、一向に何のビジョンも見えてきません。

経済も委縮し、旅行業界も前年比75%ダウンというのをはじめ観光業にかかわるあるとあらゆる分野も惨憺たる様子です。

最近になってテレビで経済を活性化させるために普段通りの生活を、さらなる消費を呼び掛けています。
そうでなくても節約倹約に走りがちな日本人

ゴールデンウィークには出かけましょう!温泉に行きましょう!外食しましょう!


私が東北関東大震災と津波のことを知ったのはプーケットに到着した時でした。
ホテルにチェックインし、テレビを見たときの衝撃!

言葉がありません。荷物を整理することすら忘れて、ただ茫然とテレビを食い入るように見続けました。

そして、ギリシャ神話のパンドラの箱
その話を思い出しました。


【開けてはならない箱を開けた途端、ありとあらゆる災厄が世界中に飛び出していった という、パンドラの箱・・・・

箱の中からは病気、盗み、ねたみ、憎しみ、悪だくみなどのあらゆる悪が、人間の世界に飛び散ったのです。

エピメテウスがあわててふたを閉めますと、中から弱々しい声がしました。

「わたしも、外へ出してください・・・」
「お前は、誰なの?」

パンドラが尋ねると・・・・・

「わたしは、希望です」
と、中から声が返ってきました。

実はプロメテウスが、もしもの為に箱に忍び込ませておいたのです。

こうして人間たちは、たとえどんなひどい目にあっても、希望を持つ様になったのです。】



パンドラの箱の物語は解釈次第で物語の理解が分かれますが・・・・・

この神話から「開けてはいけないもの」「禍いをもたらすために触れてはいけないもの」を意味する慣用句としても「パンドラの箱」という言葉が生まれました。


ただ一つその箱の片隅に残っていたのが希望・・・・・

私は最後に残された希望を忘れてはいけないと

たとえ箱の中からの希望の声・・・・・が弱々しい声だとしても・・・

希望を持つことが生きること、復興へとつながると信じています。

その神話をふと思い出したのです。

パンドラの箱から災いがすべて開け放たれ・・・・・
おどろいてパンドラの箱の蓋を閉める寸前に・・・・・
弱弱しい声ながらも・・・・・・
希望が・・・・・・・
最後に希望が表れたのです!

私もどんな時でも希望をなくしたことはありません。
多少落ち込むことはありますが、立ち直り早いです。(気持ちの上で)

このところ毎晩東北地方の地酒を頂き、風評被害に惑わされることなく野菜などの農産物を美味しく料理し、普段よりも食事に関しては豪華な感じさえあります。

日本人としての誇りを持って行動し、その時その時を大切に、精一杯生きるということの大切さを痛感しています。



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