シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

アツアツ大根だき

2024年12月10日 | 京都奈良大阪

いや~年末ですねぇ~

思い出しました、京都市上京区の「千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)」(大報恩寺)で、お供えの大根を炊いて無病息災を願う「大根だき」

数年前7日と8日の二日間催されると聞いて行ってきました~
お昼時に行ったのでかなり並びましたが、並んでいる間も楽しい
お出汁がしゅんでるは関西弁でお出汁がしみているっていうことです。








直径1メートルほどの大鍋で、輪切りにされた大根と油揚げが、しょうゆと昆布だしでじっくりと炊かれた大根とお揚げ



やっと順番が来て
湯気の立つ熱々の大根をほおばると、お出汁が染みていて美味しさにびっくり
その日は暖かい良いお天気なので汗かいちゃいました

師走恒例の行事で、釈迦が悟りを開いたとされる8日を祝う法要「成道会(じょうどうえ)」にあわせて催されるそうです。

鎌倉時代、住職が大根の切り口に梵字(ぼんじ)で釈迦の名を書き、厄よけとしたのが始まりと伝わっています。
無病息災を願って1杯千円で提供されます。
2日間で約4千本の大根を炊くそうです。
自宅で炊きたい人向けに祈祷した生の聖護院大根も1個千円で売られています。



大報恩寺にお参りすると、境内にある「おかめ塚」に因み、“縁結び” “夫婦円満” “子授け” にご利益があると言われています。

「おかめ」は本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次」の妻。

高次が重要な柱の寸法を間違えて短く切り過ぎた際、枡組で補えば良いと助言して、窮地を救いながらも
「専門家でもない女性の知恵で棟梁が大仕事を成し遂げたと言われては夫の恥」
と上棟式を迎える前に自害した愛妻「おかめ」の物語が伝わる、全国のおかめ信仰の発祥となっています。




帰り路、街角の隅にちょこんと可愛いこんなお地蔵さんを見つけました。



大根だき食べて無病息災なんてうれしくて美味しい一日でした


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