ビードロ

このところ風が強いですね。

今朝も風速６メートル以上あり朝ランはお休みです。

朝のランニングしないと気分がなかなか乗りません。

ところで「ビードロ」って知っていますか？

なんだか心がほっこりするような響きを持っています。

歌麿の浮世絵の中に ”ビードロを吹く女”という絵があります。

ガラスの古い呼び名、ビードロ




ポルトガル語でvidroは、ガラスの別名、また、ガラス製の器具のことをいいます。

室町末期に、長崎に来たオランダ人が製法を伝えました。

当初は主に酒杯、鉢などの小さな道具だけが作られたので、

後に渡来した板状のものはガラスと呼んで区別しました。

ビードロ

おもちゃのビードロ細工

江戸時代、浮世絵師の歌麿が、婦女人相十品「ビードロを吹く娘」（別名、ポッピンを吹く女）という作品を描いたことから、人気があったことがわかります。

この作品の名前があまりにも有名になってしまったため現在でもポッペンのことをビードロと言う人が多いようです。

ただし、当時は、ビードロをつくる職人が、江戸・大阪・長崎にいたましたが生産が少なく貴重品とされていました。

ビードロは、ガラスの弾力性を使ったおもちゃです。

口に息をためて縦の筒より中に軽く吹き込み、音がしたら口を離します。底の部分がとても薄くなっていて、「ポッペン！」と音が出ます。

あまり強く吹きすぎると割れるときがありますので、注意です。

昔は、子供のおもちゃではなく、お正月に一年の厄落としの意味を込めて吹いたようです。

このところ暗い話題が多く

なんだか人種差別やテロや空爆、どこに向かうのかわからない世の中

豆まきしたけど

ホッペンでも吹こうかな～～





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