母の日

母の日。
TVでも、ネットでも広告でも、そしてブログにも母の日という言葉がどんどん増えてきています。

あたりまえですよね。
もうすぐ母の日なんですから・・・

母が亡くなってからの母の日。

気づかれないように何度涙したかわかりません・・・
こうして書いている今も・・・

母の病を知った時、フライトの日でした。

すぐにでも飛んでいきたかったけれど、急なキャンセルをする決断がつかず・・・
悩んだ末にフライトすることに決めて会社へ行きました。

4日間のLAX便。
その後のお休みの日に帰省することにして・・・

会社で知り合いのマネジャーに、私の様子がおかしいと言われ、聞かれるままに話してしまいました。
涙が溢れて、こらえても、こらえてもあふれ出て・・・お化粧がぼろぼろに崩れ・・・
そんな私に、今からでもフライトキャンセルしなさい、無理よと言われました。

私は、話したことで、話を聞いていただいたことで、少し気が楽になりました。
今すぐどうこうっていう状態ではないのでとにかく行ってきますと・・・制止を振り切って・・・仕事をしました。

仲のよさそうな親子連れ、年配の母と同い年くらいの方を見ると、仕事中でも涙が溢れて来て・・・困ったことを忘れられません。

そして毎年廻ってくる母の日・・・

うらやましくて・・・うらやましくて・・・

子供のころ、母に日に何かしたくても、お小遣いを毎回使い果たすので貯金はなく困った挙句に本か何かでヒントを得たと思うのですが、折り紙でクーポンを作りました。

肩たたきクーポン。
お掃除クーポン。
おつかいクーポン。
・・・・・などなど・・・

姉と弟がお花やきれいな包みのプレゼントに比べて、大層貧相でした。

でも母は同じように喜んでくれました・・・最初のうちは・・・

クーポンを差し出され頼まれてもあまりちゃんとやらなかったので、毎年今度のクーポンは本物だよ・・・なんて言いながら手渡してました・・・（数回この手を使った）
そんなことを今は後悔しています。

あのクーポン・・・今だったら喜んでやってあげるのに・・・期限は無しなのに・・・
なんて・・・。

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by TREview