Q.ノアの洪水は、地球規模のものですか?あるいは地域限定ですか?
中川氏のA.
もちろん、地球規模のものです。その理由を、いつものように3つ申し上げます。
①聖書に書かれている(洪水前の地球の環境)について、考えてください。創世記に、こういう言葉があります。
(大空の下の水と、大空の上の水とを区別された)創世記1/6〜7
ノアの洪水が起こる前の地球環境とは、地を覆っている水が下にあり(これがやがて海になるわけです。)天上には水蒸気の層があって、地球を覆っていました。この水蒸気の層がもたらす効果を、(温室効果)といいます。地球全体がその水蒸気の層で覆われていましたので、地上の気候は非常に温暖なものだったと推定されます。
さらに、(水が地から湧き出て、土地の全面を潤していた。)創世記2/6とあります。つまり、植物は地から湧き出る水と水蒸気の層から水分を得て、育っていたのです。ということは、ノアの洪水までは、雨は降らなかったということです。さらに、大雨が降ったのは、地球を覆っていた水蒸気の層が大量の水を提供したからです。
②(方舟の建設)について考えてください。もし、洪水が地球規模のものでなかったとしたら、わざわざ方舟を建設する必要はなかったでしょう。そんなことをしなくても、別の地区にある高台に移住すれば問題は解決していたはずです。
前回説明したように、当時の人たちには120年の時間が与えられていました。もし地球規模の洪水でないなら、動物たちを狭い方舟の中に閉じ込めなくても、別の地区に移動させただけで、命を守ることができたはずです。方舟の建設の命令は、(地球規模の洪水)を前提としたものです。
(水はいよいよ地の上に増し加わり、天の下にあるどの高い山々も、すべて覆われた。)創世記7/19とあります。この聖句も、地球規模の洪水を示唆しています。
③イエスキリストの言葉を思い起こしてください。イエスキリスト自身が、この洪水を(地球規模のものだ)と認めておられます。
(そして、洪水が来てすべての物をさらってしまうまで、彼らはわからなかったのです。人の子が来るのも、そのとおりです。)マタイの福音書24/39
つまり、全世界を覆う洪水が来て、全ての物を奪っていったのだけれど、当時の人たちは、その直前までそれを信じようとしなかったという事です。そしてイエスは、(人の子が来るのも、そのとおりです。)と言われました。これは、(キリストの再臨)のことです。キリストが再び地上に帰って来られるというメッセージを聞いても、多くの人たちがそれを信じようとしません。しかし、キリストの再臨は突如起こります。その様子が(ノアの洪水と同じだ)というのです。
ノアの洪水の物語は、裁きと救いのメッセージでした。そのメッセージは、全人類に向けられたものです。ノアの洪水は、(終末的裁きと救いの型)になっています。それゆえ、ノアの洪水は地球全体に影響を及ぼすものでなければならないのです。
話すと3分だけど、文章長かったですねー。指が疲れました👌🥲POEMは短くしますねー😊
POEM
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