初観音 2019-01-19 | 路傍の神仏 12月に年越しの忘年会をした神さま仏さまたちが, 年が明けて次々と新年会、今日は観音さまたちが集まり新年会を開いている。 お地蔵さまと並んで庶民に親しまれている観音さま、 あらゆる人々を救い、あらゆる願いをかなえる為に、33の姿に変身すると説かれ、 相手によって、さまざまな姿に変わって現れるという。 江戸時代より鹿角には、1番長福寺から33番安楽院を巡る三十三観音霊場がある、 しかし廃仏毀釈や尾去沢の鉱滓ダム決壊事件もあって、33ヶ寺のうち現存しないところもある。
石碑が並ぶ 2018-12-20 | 路傍の神仏 明るくなって川下を見たら、ゆっこ橋に5羽ほどのハクチョウがやってきていた。 朝食後、デジカメをもって橋まで行く、しかしハクチョウたちは飛び去った後であった、残念。 在郷の境にポツンとある石碑、同じ場所に何基も祀ってある場所もある。 奉納した人が同じ系列の人々なら、同じ場所に新たに建立したのではと推測できるが、 神社の境内やある程度スペースに余裕があるような場所のは、 道路の拡幅などで移動しなければならない状況になり、 近くの石碑が少しづつ集まってきたものと思われる。 下小路など毛馬内の街中には、1ヶ所に複数基祀られている場所が何ヶ所もみられる。 そんな石碑が「元々あそこにあった」と判れば面白いことだろう。
巡見使道 4 2018-12-01 | 路傍の神仏 いよいよカレンダーは最後の1枚、平成最後の年の瀬である。 JR花輪線来満踏切を渡り西側に入ると、沢尻の墓地があり、その付近に3基の石碑がある。 庚申さまの「かのへ申」とのかわった刻字、 いい雰囲気の醸す碑だったが、先日行ってみたら碑が傾き、刻字も読みづらくなっていた。 その先の曲り角には南無阿弥陀仏の碑が立つ。 高速道路に沿っていくと金精さまがたくさん祀られている稲荷神社に出て、 境内に来満街道の一里塚に植えられたエノキの大木がある。 昔は神田橋はなく米代川が行く手を遮った、舟で渡りきると神田、 女神の裏を巻く紀ノ國坂を越えて松山、土深井、 ここから山に入り十文字長根、尾去沢から米代川を渡ればもう花輪の街である。 沢尻の墓地 百万遍/文政4年 庚申/無記年 沢尻の角 六字名号塔/享保18年 松ノ木・駒形神社境内 庚申/大正15年
巡見使道 3 2018-11-29 | 路傍の神仏 沢尻(根市戸)より下り直進、浜田の集落外れに神明社あり、 境内に2基の石碑、1基には刻字もなく何の碑か不明。 JR花輪線・十和田南駅および十和田IC周辺に住宅地が広がっている、 錦木塚では、巡見使は地元の住人より錦木塚に伝わる伝説を聞く。 錦木塚脇ある道標は旧道から移したという、 右 にしき木 為九親六道有無縁・・ 左 けまない道 の表示石が立つ。 浜田 神明社境内 庚申/昭和53年 不明/無記年 古川 庚申 4基/昭和14年 無記年 記年消滅 記年消滅 錦木塚脇(元は錦木塚南側の旧道より) 表示石/享保16年
巡見使道 2 2018-11-28 | 路傍の神仏 猿賀神社より県道66を渡り直進、ゆるく曲がって申ヶ野集落、台地の縁近くに墓地あり、 台地上から下ると中腹に庚申さま、倒壊していたのを昭和が終わる頃に直したと聞く。 下らずに台地の縁に沿って緩やかに左、周辺は初夏にリンゴの花、盆過ぎにはソバの花が咲く、 根市戸への分岐には庚申さまが立ち、集落へ下る。 五軒屋(申ヶ野) 庚申3基/嘉永4年 明治31年 大正14年 根市戸 庚申/無記年 沢尻(根市戸) 庚申/明治2年