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オオアワダチソウによく似たセイタカアワダチ草が、野中堂の近くに咲いていた。
いまではどこの温泉施設もきれいになっているが、忘れられた共同湯を巡っていた頃を想いだす。
花岡温泉が出来るまで、そのすぐそばの場所に、
「川原のゆっこ」とか「長森温泉」とか呼ばれていた湯小屋(画像・右上)があった。
土手から花岡川に迫り出した建物で、有合せの建材で造ったまさしく戦後のバラックそのものであった。
「富士には、月見草がよく似合う」といった作家がいたが、
あの懐かしい湯小屋とイダカアワダチソウ、よく似合いそうな気がする。