水辺で魚たちを相手にしていたことがしばらく続き、久しぶりの山の中である。
紅葉にはだいぶ早く、最奥の不老倉でもまれにダケカンバが黄色になっているだけであった。
急な冷え込みがあれば一気に紅葉は進むとは思うが、来月に入ってからか。
帰りはゆっくりと下って、キノコやアケビなど秋の味覚を車の中から探す。
上日高の滝に下る道の脇に、大きな樹洞が出来たまま立ち枯れした木があった。
洞の中を見るとキノコが生えている、その下の白い固まりはキノコの菌糸だろうか、
このキノコ、美味しく食べられるものだったらいいのにな。
キノコ中毒も各地で発生しているようだ、
危なそうなキノコには手を出さない、知らないキノコは食べない、それがキノコの鉄則だ。