朝から気持ちよすぎる青空が広がる。
私のホームグラウンドの里山で、nacs-j県北鹿支部の観察会があり、参加する。
草原には、丈の低い、おとなしい草が精いっぱいに花を開いていた。
広葉樹林の中の遊歩道をいくと、珍しい花も散見、
だがしかし昨年初めて見つけた希少種は、花が咲き終わった秋までは確認していたが、
しばらく探しても見つからなかった。
希少種が６～７年かけてやっと花をつけるようになると、あっという間に盗掘されてしまう。
持ち去ったのは、鉢も置けない狭いアパートの住人ではなく、
樹陰が出来る広い庭がある家で暮らしている地域では良識ある紳士淑女なのだろう。
暮らしの豊かさと、やることの下品さ、哀しい現実である。
眼下に、水が入った田、明日にも田植えが盛りを迎えそうな鹿角盆地、
四角・中岳・七時雨・岩手山・皮投・五ノ宮・八幡平・焼山・森吉などの山々、
そんな素晴らしい頂上からの景色をおかずにして昼飯をとる。
