ぽっぽ

暦の上では「立春」
春を迎えました

そんな節分の翌日は
夜中の気温もこの冬１番に冷え込み
まだまだ春は遠かったのかもしれません


ウチのインコ「ぽっぽ」は
昨年から具合が悪く
年は越せないかもしれないね
というくらいでした

鳥は非常に我慢強くて
最期まで止まり木にしっかり
つかまっています


止まり木から落ちたら
だめだろうというくらい
我慢強いコたちです


12月にはもう止まり木には
とまっていられないほどで
カゴの下でまるまっていました

しかしよく食べる、食べる
ほんとに食べる

さすがウチのコ

年明けてからも
必死にブランコに上っては
大好きな葉っぱを食べて

わたしが子ども声だして
歌っていると一緒にピーピー
合いの手入れてくれました

見事に上手な合いの手でした

でも子ども声で歌わないとだめでした

そんなかわいいぽっぽは
「春までもう少しだからがんばろうね」
と言っていた矢先

立春の日に天国に羽ばたいていきました

一応、彼女的には春まで待ったじゃん
だったようです

毎日見てても本当につらかったと思う
じゅうぶんがんばった


ウチにきた最後のインコは
なかまたちのところにやっと会いにいったね

ウチに来たときはまだ小さくて
灰色で鳩みたいな色してたから
鳩ぽっぽでぽっぽ

他の新橋や店々（てんてん）
やらのなかまからしたら唯一
まともなお名前だったかも知れないね

みんなかわいいコたちの中で
１番気が強くてよく食べて
小さいときにきたから
少しは人間にも慣れてくれて

いるだけだでよかったコが
いなくなってしまった

でも、みんなにも可愛がってもらえて
よかったよね

他のコには叶わなかった
ブログデビューも果たしちゃってさ

止まり木に止まれなくても
よく食べて
よく歌って
よく喰いついてくれて
キミのくちばしの跡
痛くて指に穴あいて血が出たじゃない
ほんとに気の強いコ

だれも取って食わないのに

８年くらいかな
楽しかったよ



いつの間にか
きれいな青い鳥になったね

しあわせの青い鳥だったんだね

もうさ、新橋たちともけんかしないで
みんなにも葉っぱわけてあげるんだよ

キミのぶんはちゃんとあるから

「はぁ？」って顔してこっち見てくれないの
寂しいけど
わたしツンデレじゃないから
大丈夫だよ

もっともキミがデレ要素のことなかったけど
そんないつも気が強くて
でも最期の最期までがんばりやだった
ぽっぽ

ひとりで歌ってんの寂しいよ

うまくメッセージ書けないけど
ありがとう
ウチのコでありがとう

とり年として、最期までがんばるの
見習うから

天国でまた合いの手入れてね

もちろんみんなにもよろしくね



たのしかった時間をありがとう