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懇親会のお知らせ

2014年01月13日 | 日記
「懇親会のお知らせ」

[日時]平成26年1月24日(金)18:00-20:30

[場所]長崎飯店 麹町店
 
東京都千代田区麹町3-1-18 メイゾン麹町B1F

[ゲスト]生活の党 森ゆうこ、中村哲治、三宅雪子、樋高剛様

[申込]https://docs.google.com/forms/d/1yFMtYtyDt9vm7LmaU2bIss5YIo96AKQ7aJ0GR1wLcrc/viewform




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都知事選に日本の命運

2014年01月12日 | 日記
「都知事選に日本の命運」細川氏決意の舞台裏 

 政界を引退した首相経験者が首都のかじ取り役を目指すという、前代未聞の展開の東京都知事選。細川護熙(もりひろ)元首相(75)が出馬の意向を固める直前、ジャーナリストの池上彰氏との会合で「都知事選には日本の命運がかかっている」と出馬への意欲を示していたことが分かった。2020年東京五輪についても「東京が独り占めしてもいいのか」と疑問を示していた。 (都知事選取材班)

 「池上さんがいいんじゃないか。彼を口説こう」

 昨年十二月十日の夜、静岡県熱海市の中華料理店。医療法人「徳洲会」グループからの五千万円受領問題で、猪瀬直樹前知事への追及が激しさを増す中、細川氏を囲む少人数の忘年会が開かれた。誰が次期都知事にふさわしいか-。そんな話題の中で、細川氏は池上氏の名を挙げた。

 この発言には前段があった。昨年十一月、細川氏は池上氏から、出版社を通じてインタビューの申し入れを受けた。池上氏が手掛けていたのは、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」発言を分析する著作。池上氏は、3・11後に「脱原発」を志向し、昨年秋ごろ、本紙の取材などで安倍晋三政権の原発再稼働路線を批判していた細川氏に注目したのだった。インタビューは実現しなかったが、あいさつもかね、両者は年明けに顔合わせをした。

 一月六日夜。都内のイタリアンレストランで、細川氏とその側近らが池上氏と顔を合わせた。細川氏は「池上さん、都知事選に出ませんか」と切り出した。

 この直前、週刊誌に「小泉純一郎元首相が細川氏を擁立する」との観測が報じられていた。池上氏は「私は都知事選投開票日の特別番組で、候補者をインタビューする予定です。細川さんこそ出ないんですか」と問い返した。

 細川氏からは明確な答えはなかった。しかし、「カジノを容認したら女性の支持は離れるだろうか」「五輪は東京だけが独り占めしていいのか。被災地が置き去りにならないか」など、都政を意識した質問を、池上氏にぶつけてきた。

 「出るなら晩節を汚しますよ」。側近が危ぶむと、細川氏はこう答えた。「都知事選には日本の命運がかかっている。勝ち負けは関係ない。世論を喚起できればそれでいいんだ」

 やる気満々だな-。そう感じた池上氏は、細川氏が一足先に店を出た後、残った側近らに「もし私が現役の記者だったら『細川氏、出馬へ意欲』と打ちますね」と漏らした。

 この間、細川氏はかつての複数の仲間にも相談。一月四日には、小泉氏に近い中川秀直元自民党幹事長とも会合を持ち、徐々に出馬への意志を固めた。

 一月八日、日本新党時代の細川氏の参謀に一本の電話があった。秘書を介した細川氏からの伝言だった。「全軍の指揮を執ってくれ」。細川氏の決断が周囲に公になった瞬間だった。

(1/12 東京新聞)

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【書籍】戦後政治の叡智

2014年01月10日 | 書籍


新著『戦後政治の叡智』をイースト新書で発刊!

戦後政治の叡智

 2月10日に、「(株)イースト・プレス」から刊行することが決まった。
経緯を言うと、昨年7月23日、前尾繁三郎元衆議院議長の33回忌が京都で
行われたことに始まる。
 故人と関係の深かった人たちとの懇談の中で、野中広務元自民党幹事長から
外交問題を中心に、最近の政治のあり方について厳しい指摘があった。

 その中で「前尾さんと田中角栄さんの2人の政治家から薫陶を受けて、
生き残っているのは私と君と2人だけになった」と思い出話になったのが
切っ掛けになって執筆したのがこの新書である。

 私が衆議院事務局に奉職するようになった動機から、32年間の事務局時代に、
大きな影響を受けた6人の政治指導者との物語を綴ったものである。
 その概要を「メルマガ・日本一新」で先ずは紹介しておきたい。


(『戦後政治の叡智』まえがき―執筆の目的)

 平成25年12月6日の深夜、議会民主政治の自殺といえる、「特定秘密保護法」が成立した。〝一票の格差問題〟などで違憲状態の国会が制定した法律である。この国の将来に起こる悲劇が私の瞼から消えない。

 外交・防衛の秘密を保護することは、一定の条件で必要だ。しかしこの法律には憲法以前の問題がある。官僚が国民どころか、悪用すれば国会や司法まで支配する可能性がある点だ。人間・国家・社会の摂理、道理、条理に真っ向から挑戦するものなのだ。それ故に国連人権高等弁務官を始め、ニューヨーク・タイムズ社の社説など国際世論が、この法律に対して「デモクラシーを破壊し進歩を妨げる」との批判を展開しているのである。

 重大なことは、この法律を強行成立させた自民党と公明党、さらに修正で協力した日本維新の会とみんなの党については論じるに及ばず、野党各党もこの法律の本質的問題に気づかず、個別技術論に終始したことである。その結果として立法権を否定する立法を許したことは「国会の自殺」と言っても過言ではない。


 本書は、この法律が国会に提出される以前に脱稿していた為、この問題単体への論評はきわめて限られている。しかし、21世紀になって劣化・崩壊したわが国の議会民主政治をなんとか再生できないかとの思いから執筆したものである。現在の政治家や政治を志す人たちには、私が人生の不思議な運命の中で薫陶を受けた大物政治家たちとのエピソードや遺訓などから、今日に通底する何かを感じてもらいたいと思っている。

 最近、とみに戦後政治のすべてを否定しようとする動きが目立つ。改革すべきは改めるべきだが、310万人を超える日本人の生命を犠牲にして得た「基本的人権・国民主権・平和主義」という戦後政治の叡智を失ってはならない。

 本書に登壇する大物政治家たちは、みな自民党の政治家として活躍を終えた。この人たちが存命なら、「特定秘密保護法」の制定は決して許さなかったであろう。


    2014年2月

                                        平野 貞夫妙観

(『戦後政治の叡智』の目次)

第1章 吉田茂と林讓治―偉大な先人が示した「政(まつりごと)の道」
〇保利茂衆議院議長怒る 〇私の故郷、青春、失態 〇「共産主義というものを教えてやろう」と吉田茂は言った 〇〝しんゆう〟という字を書け 〇衆議院事務局という世界 〇驚くべき「吉田思想」の先進性

第2章 佐藤栄作と園田直―55年体制を形作った「政の技」
〇人事の名人・佐藤栄作首相 〇国会運営の知恵者・園田直副議長 〇佐藤内閣を救った園田副議長の獅子奮迅 〇恩義と友情は、相手が死んでも消えない 〇園田流政治実学の妙味

第3章 前尾繁三郎―理知の人が示した「政の心」
〇議長受難を改革した前尾衆議院議長 〇就任2ヵ月で議長辞職の危機に 〇参議院議長を怒らせた前尾議長の参議院批判 〇「ロッキード国会」と前尾議長の苦悩 〇前尾議長、突然の、「乱心」とその真相 〇人間・前尾繁三郎を再考する 〇スピークできなくなった議長(スピーカー) 〇京都府知事選挙と幻の議員辞職願 〇「前尾学」―前尾繁三郎というひとつの思想を追う 〇資本主義の変質を予言していた前尾繁三郎

第4章 田中角栄―民衆の守護者が秘めし「政の情」
〇私と田中角栄との不思議な関係 〇前尾繁三郎を仰いだ田中角栄 〇田中首相の退陣劇 〇ロッキード事件の正体 〇誰が田中角栄を殺したのか 〇角栄が泣いた冬の朝 〇「田中政治」とは、情理と不条理の集合体である 〇潰された最後の登院

終 章 いま解決すべき喫緊の課題―先人の知恵とともに新たな日本へ
1)野中広務氏に聞く―これからの対中外交 
〇「尖閣棚上げ論」誕生の真相  〇田中元首相との交わり 〇安倍政権よ、歴史の転換点に臨む覚悟を

2)福島原発問題を解決し、東京五輪を新たな文明の出発点へ 
 〇「LENR」技術で放射能が低減できる 〇ナノ純銀の放射能低減効果の研究開発が、日本を再生させる


(ぜひ、国民に知ってもらいたい2つの問題)

 本書は、私が50才代までに薫陶を受けた大物政治家6人について「政の道」、「政の技」、「政の心」、「政の情」に整理して、エピソードを中心にして執筆したものである。この中で国民の皆さんにぜひ知ってもらいたい問題が2つある。

1)昭和29年、吉田首相が解散で政権を続けようとした真意は「戦前回帰への政治」を避けるためであった。このことを林讓治元衆議院議長から直接聞いたので記載した。

 講和条約発行後の諸体制もどうにか整備できた第24回国会、吉田内閣は総辞職か衆議院解散かの選択に迫れる。与党自由党の大勢も世論も吉田首相を退陣させ、新しい体制での政治を望むようになる。吉田政権の大物政治家が次々と説得に行くが、ワンマン首相は応じない。最後の切り札といわれ、林讓治さんが説得に行く。長期政権にありがちな党内抗争や疑獄事件の発覚もあり、国民が吉田政権を見放している事態を説明して退陣を説いた。

 吉田首相は「再軍備のために憲法改正しろとか、戦前への回帰の動きが心配だ。そうならないため退陣しないんだ」との話を繰り返す。林さんは長時間にわたり説得して、最後に「国民を信用しましょう」と言ったところ、ようやく吉田首相は総辞職を決断してくれたとのこと。

 この話は60年昔のことだが、日本国民は60年間戦前への回帰を拒否して、吉田・林両先人の信頼に応えてきたといえる。しかし、21世紀の今日、著しく「戦前回帰」の流れが強まっている。平成26年(2014年)は、「戦前回帰」の流れを止める年としなければならない。

2)資本主義の変質を予言した前尾繁三郎元衆議院議長に学ぶことが必要だ。前尾先生は逝去される5日前(昭和56年7月18日)、比叡山延暦寺で開かれた「京都青年研修会」(前尾大学)の講演で次のように述べている。「高度経済成長が低成長にならざるを得ない時代が来る。その壁がどういうものか、十分な認識を持たなければならん。低成長に対して、どういう対策を採っていくかを考えなければならんという時代だ。福祉社会を続けるのに苦労することになる。それをいろんなところで提言しているのに、残念ながら指導者たちにその認識がない」と、日本の指導者たちが時代認識に欠けていることを危惧して次の世に旅立った。

 また、石油ショックの直後から「資源のない日本は高度成長以前の、原点以前の原点に立ち返り日本経済のあり方全般にわたって反省しなくてはならない。金さえ出せば何でも買えるという思い上がりを止め、創意工夫の日本独自の技術を開発しなくてはならない。
 一億人を超える日本人に、進歩と秩序を与えるのは政治であり、国会である。国民も政治家も人的資源を真に活用し、国民を幸せにする経済体制をつくりあげなければならない」と、機会あるたびに力説していた。

 前尾先生の逝去を待つかのように、わが国は真逆のバブル経済が始まった。そして平成時代に入っての政治・社会・経済の混乱は説明の要はなかろう。挙げ句の果ては、政府・日銀こぞって実体経済を冒涜してマネーゲームの胴元となった。破綻のゴールは見えている。前尾理論に学んで政治・社会・経済の立て直しが必要である。本書は、これらのことに役立てばと思い執筆した。


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年頭所感

2014年01月08日 | 日記
年頭所感 生活の党 小沢一郎代表

民主主義の「再生」に向けて

はじめに

明けましておめでとうございます。昨年中は皆様方に本当にお世話になりました。お力添えをいただいたにもかかわらず、二回の国政選挙で厳しい結果を招き、大変責任を感じております。ただ、お詫びを申し上げるだけでは済まされません。今年こそ、国民の期待に応えられる一年にしなければならないと決意を致しております。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

自公政権の復活で再び官僚政治へ

さて、一昨年末及び昨年7月と二回の国政選挙により、巨大与党が出現しました。現在の安倍政権は、歴史の針を逆行させるように、官僚主導型の中央集権政治を完全に復活させました。生活の党は、安倍政権の進める政策が「国民の生活が第一」という思想と真逆のものであり、明らかに間違っていると確信しております。

悪い物価高で国民の生活は逆に苦しくなる

現政権の最大の問題は経済政策です。今、「円安政策」により物価が上昇しています。安倍政権は、大企業向けの減税を強化することで給与が上がっていくというシナリオを描いていますが、現実には収益は内部留保として留まり、給与は今後も上昇せず、結果として国民は所得増なき物価高に苦しめられるだけでしょう。また、4月からの消費増税が、回復しつつある個人消費の足を引っ張るでしょう。

アベノミクスで「格差」は拡大の一途

深刻なのは、このままでは社会の格差が拡大していく一方だということです。非正規雇用の増加が社会の格差を拡大させています。不安定な雇用と格差の拡大は、必ずや国民経済を劣化させます。生活の党は、正規雇用を拡大するための法的な規制を検討する段階に入ったと確信しております。

TPPと減反廃止は地方無視の政策の象徴

格差といえば、中央と地方の「格差」も深刻なものとなっています。この点、安倍政権は地方経済には全く配慮していません。その象徴がTPP交渉参加であり、減反・戸別所得補償制度の廃止です。どちらも日本の農業に壊滅的な影響を与えることになるでしょう。かつて私達は農家の戸別所得補償制度を創設しましたが、それは地方村落を支える農業基盤を重視したためです。地方の発展があってこその国土なのです。このまま安倍政権による地方切り捨ての政策を行っていけば、いくら東京でオリンピックをやっても、地方は疲弊する一方になってしまいます。

原発推進は国民の理解を得られない

さらに、エネルギー政策では、安倍政権は原発の再稼働を明言する等、原子力依存への回帰の姿勢を鮮明に打ち出しております。被災地域内では原発事故によって住民が生活の本拠を奪われ、震災後3年近くを経た今もなお、生活再建の見通しが十分に立てられない状況にあります。このような中、原発再稼働に向けて意欲を見せるだけでなく、首相自らトップセールスを行う等、海外への原発輸出を推進するという姿勢は、福島原発事故の教訓を踏みにじるものであり、到底国民の理解を得られるものではありません。

アジア外交の無策が日本をますます孤立させる

外交・安全保障面はどうでしょうか。安倍政権は、米国とだけうまくやっていればアジア外交はどうにでもなると考えているようですが、これは完全な間違いです。昨年末の安倍首相の靖国神社参拝を受け、米国も本気で日本のアジア外交について懸念を示しました。いくら立派な国家安全保障会議を作ったところで、事態をここまで悪化させれば、もはや安全保障でも何でもありません。

いつか来た道を歩んではならない

昨年、安倍政権は特定秘密保護法を成立させました。官僚の裁量でひとたび「特定秘密」に指定すれば、何でも隠せてしまいます。原発関係情報など良い例です。基本的人権である知る権利が損なわれては、まともな民主主義の発揚など不可能になります。この件に象徴されるように、今、安倍政権はその本性を徐々に表しつつあります。集団的自衛権然り、憲法改正然りですが、私達は決して「いつか来た道」を歩むことを許してはなりません。

選択肢なき政治の不幸

今のような自民党一強政治は国民にとって大変不幸なことです。消費税や原発の問題をどうにかしたくても、今の国民には選択肢がありません。競争がない政治は必ず腐敗します。一刻も早く健全な議会制民主主義を回復させないと大変なことになります。経済では国民生活を困窮せしめ、外交では国際的に孤立するという事態だけは絶対に避けなければなりません。
そのためには、まず、経済政策やエネルギー政策、社会保障制度改革で、自民党の対抗軸となり得る勢力の結集が必要となります。たくさんの新党ができましたが、その多くが強い安倍政権を見て、すり寄り型補完勢力に堕してしまいました。このような準与党勢力ではなく、今見てきたような安倍政権の政策に明確に対峙できる民意の受け皿がどうしても必要なのです。


民主主義の再生に向けて

そのために、私達は持てる力の全てを注ぎ込み、再び政権交代可能な勢力を構築すべく、命をかけて取り組んで参りたいと思います。そのことこそが、今の誤った政策の方向性を正せる唯一の道であると確信しております。
厳しい道のりになります。しかし、これまでの道はいつも厳しくつらいものでした。私達は皆様方のご支持があったからこそ、どうにか今日まで進んでこられたのです。民主主義の再生のため、ひたすら邁進して参ります。本年もどうか変わらずご支援のほど心からお願い申し上げます。

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新年会冒頭あいさつ

2014年01月06日 | 日記


生活の党 小沢一郎代表 新年会冒頭あいさつ

皆さん、新年あけましておめでとうございます。
 本日、元日も大変、いいお天気に恵まれました。今年こそ本当にみんなで力を合わせて必ずいい年にすると、そういう決意で年の初め、元日をスタート致したいと思います。
 振り返ってみますと、昨年、参議院の選挙。これは一昨年からの、一連の経過でありますけれども。私ども、ひたむきに国民の皆さんとのお約束を、そして我々が、これこそ国民のためになると、一筋に主張して、そしてそれに基づいて行動して参りましたけれども。なかなか国民に、皆さんに理解をしていただくまでには至りませんで、我々の力不足と同時に、今後、本当にさらに一層、国民皆さんの理解を得られるように、そして我々の主張こそ国民の皆さんの、結果的にためになるんだということをなんとしても理解してもらわなきゃならないと思います。
 私も本当にその間、皆様に大変ご苦労をおかけし、本当に私自身の力の至らないことを深く反省しているものでありますけども。今後、皆さんとともに、どんなに苦しいときであっても正しいことを正しいと。国民のために、国民の生活は第一という信念を曲げずに、今後も進んで行かなくてはならないと思います。そうすれば、必ずや国民皆さんが、我々の言動を、理念を、主張を、政策を理解してくれる日が必ず近いうちにやってくると私はそのように考えておるところであります。どうか皆さんに置かれましても、大変、今がまさにもっとも苦しいときを迎えているわけでありますけれども、この信念をあくまでも貫きながら、国民の皆さんのそれぞれの地域において、それぞれの分野において理解を得られるように一層のご努力をお願いするものであります。
 自民党政権になりましてから1年を経過し、新しい年を迎えました。いま絶頂のように見える安倍政権でございますけれども、真剣に内外の状況を考えて見ますと、そんな浮かれているような状況では私は決して無い、そう思っております。いちいち、皆さんの前で内政、外政、外交についておしゃべりする必要はないと思います。皆さんが、とくとご存じと思います。
 私は、そういう意味において、国民の生活を無視した、あるいは国民の生活ではなくて、特定の人たちの活動を、生活を最優先に考え、それによって国家を、国力を増していこうというこの「強者の論理」に立った安倍内閣の姿勢は必ず破綻する。私はそのように思っております。
 なぜならば、ちょっと言わせてもらえば、強い者をどんんどん強くさせる。大きい者をどんどん大きくさせる。弱い者を切り捨てる、小さい者は切り捨てる。これでは、政治ではありません。政治は、良いところを、強いものを良いものをどんどん延ばすということと同時に、それ以外の多くの人たちの生活をしっかりと守っていくというところに近代民主主義の基本の政治の考え方があるわけでございまして。その意味に於いて、いろいろ新自由主義だとか何とかかんとかって呼ばれております。この背景にある考え方は、全く近代政治とかけ離れたものであると私は思っております。
 あまり適切な例では無いんですけれども、ローマ法王もまたですね、このような拝金主義的案、あるいは新自由主義的なこんにちの世の中のあり方を批判した異例のメッセージを出しました。彼の立場でそのようなことを、しかも欧米の精神的バックボーンであるキリスト教のトップがそのようなことを言わざるを得なくなったというほど、こんにちの世界は本当にゆがんだ、大きな格差社会になりつつあるということだろうと私は思います。
 私どもは、そういう意味において、本当に国民は我々の味方だと。必ずや、我々を理解し、支援してくれるという信念を、もう一度しっかりと持っていきたいと重ねて申し上げるものであります。
 今年は午年でありまして。私も午年でありますが。昔からの言葉に『麒麟もおいれば駄馬になる』ということわざがありますけれども。今までの、この一連の一昨年からの結果を見ると、もう小沢一郎も老いて駄馬になったというふうに世間で言う人たちがおりますし、また、そうさせたい人たちもたくさんいると思います。しかしながら、このまんま駄馬となって老い、そして死んでいくというわけにはいかない。我々の国民に対する任務は、責任はまだまだ大きい、そして残っているというふうに私は思います。
 従いまして、いまさっき国語辞典を引いたんですけれども。麒麟というのは、もちろん想像上のものでありまして、古来中国において、何か頭はしか、体は馬、しっぽは牛とかなんとかってかいてありましたけれども、とにかく良い政治が行われる時に麒麟というのが出現するものだという風に言われて、言い伝えられていたものだということであります。私どもも、そして私自身もこの午年にあやかってということではありませんが、麒麟となってそして皆さんと共に、この1年を易々としにするように全力で駆け抜けて参りたい、そういう決意で下ります。
 皆様に置かれましても、どうかいろいろとマスコミの諸君もいっぱいいますから、余計な政局談義はしませんけれども、さっき申し上げましたように、政局論という前に、内外の非常に国民生活に直結するような大きな課題がいくつもあります。そういう意味で、政治が旧来のようなやり方、まさに安倍政権は半世紀以上の旧来の自民党の政権の手法と考え方をそのまま引き継ぎながら、さらに自民党が持っておった、ある意味でいい要素、いい資質、それはさっき言ったように強い者が強い者で頑張って大きくなるのはいいけども、弱い者もあるいは大都会だけでなく地域も、みんなで向上していかなくちゃならないんだという自民党政治の中の良き体質まですっかり失ってしまったのではないかというふうに私は今の安倍政権を見ています。そういう意味でですね、本当に国民自身が、これでよかったのかと。民主党政権はがっかりだった。その結果、自民党を選んだ。だけどやっぱり自民党結果として、こういう考え方、強いものの味方。そういう強者の論理による政治でしかなかったんだということを必ず近いうちに気がつくだろうと思っております。そういうことによって、国民の、主権者たる国民の意識が私は政治を変える。永田町の政局で変わるのではありません。国民の意識によって私は政治が変わる。また、変わっていかなければならないし、いかざるを得ない、そのように思っております。
 そういう意味で、何度も重ねて申し上げますけども、私達の主張、国民の生活が第一。その国民みんなが向上していける、そういう国造りを目指すんだという私達の主張をさらに声を大きくしていきたいとそのように思っております。本当に、皆様には昨年、一昨年来いろいろとお世話になり、ご苦労をおかけし、ご迷惑をおかけ致しましたけれども、どうかいま申し上げましたような気持ちをもう一度、新たに致しまして、この1年、一生懸命頑張って参りましょう。どうぞ宜しくお願いします。

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小沢一郎代表宅で恒例になった新年会。全国から同志が集まり、今年は”年男”の下で麒麟となるべく決意いたしました。(生活の党 小宮山泰子)




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