総務省は19日、2015年の統一地方選について都道府県と政令指定都市の首長と議員選挙の投票は4月12日、政令指定都市を除いた市区町村の首長と議員選挙の投票は26日とする方針を固めた。政府関係者が明らかにした。選挙期日を定める臨時特例法案を、今月29日召集の臨時国会に提出する。
統一地方選は北海道、神奈川、福井、三重、奈良、鳥取、島根、徳島、福岡、佐賀、大分の11道県の知事などが対象となる見込みだ。
共同通信(2014/09/19-22:58)
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統一地方選は北海道、神奈川、福井、三重、奈良、鳥取、島根、徳島、福岡、佐賀、大分の11道県の知事などが対象となる見込みだ。
共同通信(2014/09/19-22:58)
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NHK日曜討論 10:37~10 :44 くらい。文字起こし。読みやすくするため若干の語順変更をしました
NHK中川 アナウンサー ; 続いて生活の党 の小沢代表です。 日程の関係で事前に収録しました。
【 第2次安倍改造内閣にどう向き合うか 】
NHK島田 解説委員&中川 アナウンサー ; よろしくお願いします。
小沢 一郎 生活の党代表
よろしくどうぞ。 <礼>
NHK島田 解説委員 ; まず政治状況なんですけども,第2次安倍内閣の改造を受けて支持率が上向いている状況。 これに生活の党は,どう向き合っていきますか。
小沢 一郎 生活の党代表
総理大臣が替わったわけではないんで,別に改造の人事でどうこうっちゅうことは,まったくないと思います。
支持率上がったっちゅうのは,まあいつもだいたい,人事やるとそういう傾向になりますし。とくにこれ基本的な前提の理由ですが,自公に替わる野党の受け皿がないもんですから,結局,何となく自民党にいくということだろうと思います。
【 経済再生と消費税10%再増税は 】
NHK島田 解説委員 ; その安倍総理大臣が「地方の創生」ということを今掲げてますけれども,小沢さんご覧になって,今の日本にとって経済再生に重要なこと,これは何だとお考えですか。
小沢 一郎 生活の党代表
それは,一番はね(日本の)GDP 国民総生産の6割以上が,個人消費なんですよね。アメリカでは7割以上ですね。
ですから,経済=景気を良くするためには個人の消費を増やす以外ないんです。
個人が消費を増やすためには,個人の所得が増えないとだめです。
ところが,これは小泉さん以来ですけれども,大企業の一部は儲かってますけれども,ずうっと国民の収入=所得は減り続けてるんですね。
ですから,このままでは私(わたくし)は,本当の意味の景気=経済が良くなるっちゅうことは,ないと思います。
とくに「地方創生」っちゅう言葉っ面はいいですけれども,地方の状況は,非常に深刻だと思います。
NHK島田 解説委員 ; そういう中での消費税率の10%引き上げという,そういう課題があるんですが,これは,自民,公明,民主・三党合意で法律を作って決めたことなんですが,小沢さんはあの当時,その10%までの引き上げは「待った。ならん」と仰ってましたね。
小沢 一郎 生活の党代表
うん。私は,税制としての消費税に反対しているわけではないんです。
ただ,民主党が 2009年の選挙のときに,税率を引き上げる前に,国民に負担をかける前に,まず,抜本的なもの,行政,色んな改革を断行すると。それでもまだ足りないときには消費税をお願いする,と。 そういうことだったんです。
だけども結局そういった大改革も 何もしないで,ただ税負担だけを国民に求めるのは,これはもう,約束違反だということで,私(わたくし)は,それはちょっと呑めないという主張をしました。
NHK島田 解説委員 ; 今,どうですか。
小沢 一郎 生活の党代表
今回の10%の引き上げ,そろそろ決めなくちゃならないでしょうけれど,これも本当に,8%の値上げも結局,GDPが減ってますよね。
多分これは,なかなか回復しないと思います。今言ったように,個人の所得=収入が減ってますから。
これをさらに10%に上げるということになると,尚更,個人の消費は減ると思いますし,とくに中小 ・ 零細企業の皆さん,一次産業の皆さんにとっては,とても負担に耐えられなくなるんではないか。そうすれば,経済は冷え込んでしまうということになるんじゃないか。
ですから,今また急に引き続いて10%に上げるのは,とんでもないことだというのが,我々の主張です。
NHK島田 解説委員 ; 生活の党は(消費税10%の再増税に) 反対すると。
小沢 一郎 生活の党代表
はい。
【 自民党に替わる受け皿としての野党結集は 】
NHK島田 解説委員 ; そこで,小沢さんは長年にわたって日本の政界再編,そして政権交代可能な勢力作り。 これを目指して今日(こんにち)まで進んで来られた。今の状況というのは自民党の「一強多弱」と言われてしまう。冒頭にも話がありました。ここについては視聴者からも色んなご意見来てるんですよ。
小沢 一郎 生活の党代表
はい。
NHK中川 アナウンサー ; 32歳女性長崎県のご意見「自民党のみ強いと慢心も出てくる。野党の発言力を強め,気を引き締めさせたい」 これについては。
小沢 一郎 生活の党代表
そのとおりなんですね。ですから,そういうことのないように,政権交代可能なシステムとして民主主義が考えられた。議会制民主主義が(始められた)。
ところがこれは民主党政権の失敗,また私共も責任あるんですけれども,今,自公に替わる受け皿,政権をいつでも取って替われるという受け皿がないもんですから,そこでまあ 自民党 ・ 安倍内閣の好き勝手にやっちゃう,と。こういうことになってるんで。これは我々の責任でですね,国民皆さんが自民党以外にも選べる,そういう環境 ・状況を野党として作るべきだと思います。
NHK島田 解説委員 ; そのとき,これから先ですね,その新しい受け皿作りの一番重要な要素ってのは何でしょう。
小沢 一郎 生活の党代表
野党のほとんどの人は,このまんまでは,とてもとても選挙に勝てない,と。 すなわち国民の選択肢がない。 ということで,やっぱり,連携し協力し合わないとだめだという意識を(野党の)八~九分どおりの方々は持ってんじゃないでしょうか。
ただ,何となく政党がどうのこうのとか,いや何だかだというその柵(しがらみ)を越えようと思ってるんでしょうけれど,なかなかリーダーが,引っ掛かるところもあるというのが現状で。 しかし私(わたくし)は流れとしては,このまんまでは野党はまったく将来がないし,自民党のまた長期政権っちゅうことになっちゃうんで,これではいけないという考え方がだんだん強くなり浸透してくると,私(わたくし)は思ってます。
NHK島田 解説委員 ; この先々のことを考えていきますと,来年の統一地方選挙。そこでの野党の選挙協力,あるいは国政選挙をにらんでの選挙協力,そういったことが,手前の課題になるんでしょうか。
小沢 一郎 生活の党代表
そうですね。
前回の選挙のときに自民党が300(議席)以上になったんですけれども,このときも,得票数は,増えてないんですね。棄権が10%以上あったちゅうことと。しかしその後の首長選挙では,ほとんど1対1のときは,全部野党側が勝ってるんですね。
ですから,そういう意味での地方選挙は,1つの野党の協力=まとまりの試金石になるんじゃないでしょうかね。
NHK島田 解説委員&中川 アナウンサー ; 有り難うございました。
小沢 一郎 生活の党代表
< 礼 >
9月14日(日)NHK『日曜討論』
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NHK中川 アナウンサー ; 続いて生活の党 の小沢代表です。 日程の関係で事前に収録しました。
【 第2次安倍改造内閣にどう向き合うか 】
NHK島田 解説委員&中川 アナウンサー ; よろしくお願いします。
小沢 一郎 生活の党代表
よろしくどうぞ。 <礼>
NHK島田 解説委員 ; まず政治状況なんですけども,第2次安倍内閣の改造を受けて支持率が上向いている状況。 これに生活の党は,どう向き合っていきますか。
小沢 一郎 生活の党代表
総理大臣が替わったわけではないんで,別に改造の人事でどうこうっちゅうことは,まったくないと思います。
支持率上がったっちゅうのは,まあいつもだいたい,人事やるとそういう傾向になりますし。とくにこれ基本的な前提の理由ですが,自公に替わる野党の受け皿がないもんですから,結局,何となく自民党にいくということだろうと思います。
【 経済再生と消費税10%再増税は 】
NHK島田 解説委員 ; その安倍総理大臣が「地方の創生」ということを今掲げてますけれども,小沢さんご覧になって,今の日本にとって経済再生に重要なこと,これは何だとお考えですか。
小沢 一郎 生活の党代表
それは,一番はね(日本の)GDP 国民総生産の6割以上が,個人消費なんですよね。アメリカでは7割以上ですね。
ですから,経済=景気を良くするためには個人の消費を増やす以外ないんです。
個人が消費を増やすためには,個人の所得が増えないとだめです。
ところが,これは小泉さん以来ですけれども,大企業の一部は儲かってますけれども,ずうっと国民の収入=所得は減り続けてるんですね。
ですから,このままでは私(わたくし)は,本当の意味の景気=経済が良くなるっちゅうことは,ないと思います。
とくに「地方創生」っちゅう言葉っ面はいいですけれども,地方の状況は,非常に深刻だと思います。
NHK島田 解説委員 ; そういう中での消費税率の10%引き上げという,そういう課題があるんですが,これは,自民,公明,民主・三党合意で法律を作って決めたことなんですが,小沢さんはあの当時,その10%までの引き上げは「待った。ならん」と仰ってましたね。
小沢 一郎 生活の党代表
うん。私は,税制としての消費税に反対しているわけではないんです。
ただ,民主党が 2009年の選挙のときに,税率を引き上げる前に,国民に負担をかける前に,まず,抜本的なもの,行政,色んな改革を断行すると。それでもまだ足りないときには消費税をお願いする,と。 そういうことだったんです。
だけども結局そういった大改革も 何もしないで,ただ税負担だけを国民に求めるのは,これはもう,約束違反だということで,私(わたくし)は,それはちょっと呑めないという主張をしました。
NHK島田 解説委員 ; 今,どうですか。
小沢 一郎 生活の党代表
今回の10%の引き上げ,そろそろ決めなくちゃならないでしょうけれど,これも本当に,8%の値上げも結局,GDPが減ってますよね。
多分これは,なかなか回復しないと思います。今言ったように,個人の所得=収入が減ってますから。
これをさらに10%に上げるということになると,尚更,個人の消費は減ると思いますし,とくに中小 ・ 零細企業の皆さん,一次産業の皆さんにとっては,とても負担に耐えられなくなるんではないか。そうすれば,経済は冷え込んでしまうということになるんじゃないか。
ですから,今また急に引き続いて10%に上げるのは,とんでもないことだというのが,我々の主張です。
NHK島田 解説委員 ; 生活の党は(消費税10%の再増税に) 反対すると。
小沢 一郎 生活の党代表
はい。
【 自民党に替わる受け皿としての野党結集は 】
NHK島田 解説委員 ; そこで,小沢さんは長年にわたって日本の政界再編,そして政権交代可能な勢力作り。 これを目指して今日(こんにち)まで進んで来られた。今の状況というのは自民党の「一強多弱」と言われてしまう。冒頭にも話がありました。ここについては視聴者からも色んなご意見来てるんですよ。
小沢 一郎 生活の党代表
はい。
NHK中川 アナウンサー ; 32歳女性長崎県のご意見「自民党のみ強いと慢心も出てくる。野党の発言力を強め,気を引き締めさせたい」 これについては。
小沢 一郎 生活の党代表
そのとおりなんですね。ですから,そういうことのないように,政権交代可能なシステムとして民主主義が考えられた。議会制民主主義が(始められた)。
ところがこれは民主党政権の失敗,また私共も責任あるんですけれども,今,自公に替わる受け皿,政権をいつでも取って替われるという受け皿がないもんですから,そこでまあ 自民党 ・ 安倍内閣の好き勝手にやっちゃう,と。こういうことになってるんで。これは我々の責任でですね,国民皆さんが自民党以外にも選べる,そういう環境 ・状況を野党として作るべきだと思います。
NHK島田 解説委員 ; そのとき,これから先ですね,その新しい受け皿作りの一番重要な要素ってのは何でしょう。
小沢 一郎 生活の党代表
野党のほとんどの人は,このまんまでは,とてもとても選挙に勝てない,と。 すなわち国民の選択肢がない。 ということで,やっぱり,連携し協力し合わないとだめだという意識を(野党の)八~九分どおりの方々は持ってんじゃないでしょうか。
ただ,何となく政党がどうのこうのとか,いや何だかだというその柵(しがらみ)を越えようと思ってるんでしょうけれど,なかなかリーダーが,引っ掛かるところもあるというのが現状で。 しかし私(わたくし)は流れとしては,このまんまでは野党はまったく将来がないし,自民党のまた長期政権っちゅうことになっちゃうんで,これではいけないという考え方がだんだん強くなり浸透してくると,私(わたくし)は思ってます。
NHK島田 解説委員 ; この先々のことを考えていきますと,来年の統一地方選挙。そこでの野党の選挙協力,あるいは国政選挙をにらんでの選挙協力,そういったことが,手前の課題になるんでしょうか。
小沢 一郎 生活の党代表
そうですね。
前回の選挙のときに自民党が300(議席)以上になったんですけれども,このときも,得票数は,増えてないんですね。棄権が10%以上あったちゅうことと。しかしその後の首長選挙では,ほとんど1対1のときは,全部野党側が勝ってるんですね。
ですから,そういう意味での地方選挙は,1つの野党の協力=まとまりの試金石になるんじゃないでしょうかね。
NHK島田 解説委員&中川 アナウンサー ; 有り難うございました。
小沢 一郎 生活の党代表
< 礼 >
9月14日(日)NHK『日曜討論』
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