ひっそりとたたずむ二宮金次郎像の写真コレクション

SDGsの原点は二宮金次郎(尊徳)にあり。

0298-埼玉県日高市にある新宿報徳神社に住民たち手作りの金次郎像があります。

2023-03-06 13:41:53 | ひっそりとたたずむ二宮金次郎像の写真コレクション

 昭和の初めのころ国策で埼玉県日高市に日本全国から入植者が集められ開墾が始まった。住民は生活の苦しさから昭和9年に二宮尊徳の報徳仕法を実践するために「日高報徳神社」を設立した。しかし、折角開墾したこの土地はその後の太平洋戦争において陸軍の飛行場に没収され、住民は高萩地区と高麗川地区に分けられてしまった。

 戦後、飛行場は解体されたが元の高萩新宿区と高麗川新宿区に分断されたままであった。そこにあった報徳神社も別々に高萩報徳神社と高麗川報徳神社の二つに分社した。 

 その後、夫々の社殿は地元民に大切にされてきたが昭和49年(西暦1974年)に報徳神社建立40周年記念誌を出版するに当たり苦労した長老たちの生きてる間に二宮金次郎像を作ろうという話が持ち上がった。紆余曲折しながらも神社とは切り離して「ふるさとづくり委員会」として住民有志と区内の企業様の協力と寄付で手作りしてしまいました。思えばこの金次郎さんも今年は齢50歳になるんですね。