読売新聞オンラインより
栃木県警真岡署は24日、真岡市砂ヶ原の旧二宮町立長沼北小学校で、校庭に設置されていた二宮金次郎(尊徳)の銅像が盗まれたと発表した。
栃木・真岡市内に26個、「郷土の誇る金次郎の像」また盗まれる.
2023/02/25 07:44
二宮金次郎像が盗まれた後の台座(24日、真岡市砂ヶ原で)
栃木県警真岡署は24日、真岡市砂ヶ原の旧二宮町立長沼北小学校で、校庭に設置されていた二宮金次郎(尊徳)の銅像が盗まれたと発表した。
発表によると、同校は現在、障害者福祉施設として活用されており、24日午前8時半頃に出勤した施設職員が、銅像がなくなっていることに気づいた。
金次郎像は1990年に設置され、銅製で高さ約1メートル。石の台座に据えられており、何らかの道具で無理やり取り外された形跡があるという。同署管内で昨年から金属窃盗が相次いでおり、同署は換金目的で盗まれたとみて捜査している。
二宮は市とゆかりの深い江戸時代の農政家。市教育委員会によると、昨年3月現在で市内に26個の像がある。一昨年も市内で金次郎像の盗難事件が起きており、近くの60歳代の女性は「郷土の誇る金次郎の像を盗むなんて許せない」と憤っていた。