なんじゃもんじゃの木

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東京の人

2023年02月12日 | 四国八十八か所

四国八十八か所お遍路1番札所から10番札所までの旅

 

はじめてお遍路に行ったのは、20年以上前のこと

 

時々近くのお寺にお参りすることは、あっても

 

一番から順打ちするのは、久しぶりだ。

 

はじめてお遍路に行ったとき 一番札所で接待を受け

 

凄くありがたかった。

 

無作法者が、スタンプラリーのごとく

 

一番札所に行って、納経帳だけ買った。

 

恥ずかしいが何も知らないと言うのは、それを恥ずかしいとも思わない。

 

私服のまま数珠も

 

持たないで、お参りしようとしているので

 

お寺の方が 見るに見かねたのでしょう。(今は、そういうフリースタイルの人も

 

いますよ。別にお大師さんは、気にしてませんから・・・。)

 

あれから数十年、今回は、友達に作法を教えてもらいながら

 

お線香やろうそくも立てて

 

お経もきちんと唱えている。

 

手をきちんと合わせるって、心が,すーっと現れるような気がする。

 

前日の退院騒動も、うそのよう。

 

お経をあげているときは、何もかも忘れられる。

 

無になれるって気持ちが、こんなに楽になるんだ。

 

友達は、何回も回っているベテラン、いろんな人に声をかけ 私が、

 

白衣に御朱印を押してもらっている間 どこから来たのか聞いたり いろんな話をしている。

 

本日最後の切幡寺に着いたのは4時ごろ

 

東京からお礼参りに来たという歩き遍路の方に親しく話しかけ

 

いろんな苦労話に耳を傾ける。

 

友達は、ここで出会うのも何かの縁と、笑う。

 

おせっかいな人なのかもしれないけど 四国遍路のだいご味は、

 

見ず知らずの人との出会いなのかもしれない。

 

あめちゃんをもらったお礼に 産直市で買った芋もちを渡した。

 

凄く丁寧にお札もいただいて 帰りぎわは、深々と頭を下げてもらって

 

何だか恐縮したけど とてもうれしかった。

 

 

 

 

東京の人は、都会に住んでるってだけで、偉そうに鼻にかけてる感じがして

 

嫌いだった。

 

この歩き遍路の方は、凄く丁寧で律儀な感じで

 

私の東京の人のイメージを 変えてくれた。

 

東京にも親切な人や優しい人は、当たり前だけどいるんだね。

 

みんな自分のことしか考えてないなんて

 

偏見でしかなかった。

 

東京の人イコール叔母っていうのが、まずもって

 

大きな間違いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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