アザミの花は、
曼殊沙華が、嫌いだった。
秋の彼岸に 毎年咲くから いや
花魁のかんざしみたいな その形が、いや
自然にそぐわない その色が、いや
お墓までの田んぼのあぜ道に 咲いてて いや
形や季節 違っても、いいんじゃない。
色 混ざりあわなくても、いいんじゃない。
今のまま ずっと変わらなくても、いいんじゃない。
好きなものは、好きで、いいんじゃない。
嫌いには、なれない。
曼殊沙華
アザミの花は、
曼殊沙華が、嫌いだった。
秋の彼岸に 毎年咲くから いや
花魁のかんざしみたいな その形が、いや
自然にそぐわない その色が、いや
お墓までの田んぼのあぜ道に 咲いてて いや
形や季節 違っても、いいんじゃない。
色 混ざりあわなくても、いいんじゃない。
今のまま ずっと変わらなくても、いいんじゃない。
好きなものは、好きで、いいんじゃない。
嫌いには、なれない。
曼殊沙華