
Story
ドイツ降伏後のベルリンに、ポツダム会議取材のためアメリカ人記者のジェイク(ジョージ・クルーニー)が訪れる。彼の運転手を務める米兵のタリー(トビー・マグワイア)は、裏側で、米軍の品を横流ししていた。やがてジェイクはタリーの情婦レーナ(ケイト・ブランシェット)が、かつて彼が愛した女性である事を知る。戦前、ベルリンに駐在していたジェイクは、人妻であるレーナと不倫関係にあった。そんな中、タリーが死体で発見される事件が起きる。渦巻く陰謀の中、ジェイクはレーナを救おうとするが…。(goo映画より)
2006年/アメリカ/スティーブン・ソダーバーグ監督作品

評価 ★★☆☆☆
「カサブランカ」「第3の男」「海外特派員」などを連想させる、第2次大戦末期が舞台のレトロ調映画。V2ロケットなどを開発したナチの科学者をアメリカに連れてこようとする謀略を、ユダヤ人虐殺問題もからめて描いています。ジョージ・クルーニーが昔別れた彼女に偶然出会うのですが、彼女はナチ科学者との重要な接点であり、クルーニーも罠にはめられていたことが分かってくる辺りは興味深いのですが、お話は一向に盛り上がりませんでした。
当時の記録映像などを利用して敗戦直後のベルリンの雰囲気を醸し出しているところはとても良いのに残念です。
それにしてもジョージ・クルーニーが弱いのなんのって。いくら新聞記者とは言え、こんなにやられっぱなしの主人公は珍しいですね。
ラストの空港の場面は「カサブランカ」を意図的になぞったようなシーンでしたが、ケイト・ブランシェットとジョージ・クルーニーといえどもバーグマンとボギーの貫禄には遠く及ばず、逆にヘロヘロな印象を強める結果になりました。
どうして今、この題材なのか良くわからないし、ソダーバーグ監督ご乱心?の一編となってしまいました。
映画『さらば、ベルリン』公式サイト
(「さらば、ベルリン」2007年10月 長野グランドシネマズにて鑑賞)
ドイツ降伏後のベルリンに、ポツダム会議取材のためアメリカ人記者のジェイク(ジョージ・クルーニー)が訪れる。彼の運転手を務める米兵のタリー(トビー・マグワイア)は、裏側で、米軍の品を横流ししていた。やがてジェイクはタリーの情婦レーナ(ケイト・ブランシェット)が、かつて彼が愛した女性である事を知る。戦前、ベルリンに駐在していたジェイクは、人妻であるレーナと不倫関係にあった。そんな中、タリーが死体で発見される事件が起きる。渦巻く陰謀の中、ジェイクはレーナを救おうとするが…。(goo映画より)
2006年/アメリカ/スティーブン・ソダーバーグ監督作品

評価 ★★☆☆☆
「カサブランカ」「第3の男」「海外特派員」などを連想させる、第2次大戦末期が舞台のレトロ調映画。V2ロケットなどを開発したナチの科学者をアメリカに連れてこようとする謀略を、ユダヤ人虐殺問題もからめて描いています。ジョージ・クルーニーが昔別れた彼女に偶然出会うのですが、彼女はナチ科学者との重要な接点であり、クルーニーも罠にはめられていたことが分かってくる辺りは興味深いのですが、お話は一向に盛り上がりませんでした。
当時の記録映像などを利用して敗戦直後のベルリンの雰囲気を醸し出しているところはとても良いのに残念です。
それにしてもジョージ・クルーニーが弱いのなんのって。いくら新聞記者とは言え、こんなにやられっぱなしの主人公は珍しいですね。
ラストの空港の場面は「カサブランカ」を意図的になぞったようなシーンでしたが、ケイト・ブランシェットとジョージ・クルーニーといえどもバーグマンとボギーの貫禄には遠く及ばず、逆にヘロヘロな印象を強める結果になりました。
どうして今、この題材なのか良くわからないし、ソダーバーグ監督ご乱心?の一編となってしまいました。
映画『さらば、ベルリン』公式サイト
(「さらば、ベルリン」2007年10月 長野グランドシネマズにて鑑賞)
回顧趣味でつくったような映画でしたが、失敗してしまいましたね。クルーニーやトビー・マグワイアが突然白黒で出てくるのも違和感がありました。