従兄弟の話。
父の一番下の弟には、3人息子が居た。
その末っ子が20代の頃の話。
彼は草野球をやっていた。
で、塁を守ってて、スライディングされた。
スパイクで太もも直撃。
複雑骨折。
当然手術。
術後、ベッドで寝ていたが、麻酔が切れると、耐えきれない痛さ。
人間の身体は筋肉が常に縮もうと働く。
それを骨が支えているので、骨より短く縮む事はない。
筈だが、その骨が砕けてる。
で、きんにくん、頑張る。
すると、ばらばらになった骨同士がささくれ立ってお互いに突き刺さる感じ。
従兄弟:看護婦さん、何とかしてください。痛み止めください。
看護婦:我慢しなさい。ドクターもう帰っちゃったし。
従兄弟:そんな...
ところが、看護婦さんが戻ってきた。
看護婦:あなた、ラッキーよ。ドクター戻ってきたわ。
忘れ物したドクターが、戻ってきたらしい。
従兄弟:先生、痛みが我慢できない...
ドクター:判った。
で、ドクターが持ってきたのがこんなの。 本物じゃないよ。ネットにあった写真。
普通の家庭用みたいなドリル。
これを ウィーン とかさせる。
従兄弟:ちょっと先生、何するんですか!。
ドクター:これで、膝に穴あけて、針金通して引っ張る。そしたら骨の痛み和らぐ。
従兄弟:先生、麻酔は...
ドクター:麻酔医帰った。どうするんや、やるんか、朝まで待つか。
従兄弟:ちょっと5分待ってください。心の整理が...
麻酔なしでドリルははっきり言って拷問。
しかし、骨の痛みも耐えきれない。
従兄弟:先生、やってください...
わたし、やって って言える自信ない...
私の主題歌。
やっきにく、やっきにく、にくにくにくぅ。
しゃっぶしゃぶ、しゃっぶしゃぶ、しゃぶぶぶぶぅ。
いっためし、いっためし、ぴっざざっざざぁ。
ちゅっちゅっちゅうかで、もっももっももぉ。
やっきにく、やっきにく、にくにくにくぅ。
しゃっぶしゃぶ、しゃっぶしゃぶ、しゃぶぶぶぶぅ。
いっためし、いっためし、ぴっざざっざざぁ。
ちゅっちゅっちゅうかで、もっももっももぉ。