ミュージカル観劇で感激

今週は雨と風で荒れ模様ですね。
桜はアっと言う間に散ってしまいます。

昨日は急に沢木　順さんからご招待を受けて今、新国立劇場で上演されているミュージカル「ＳＥＮＰＯ］を観て来ました。
作詞、作曲に中島みゆき、出演　吉川晃司、今　拓哉、沢木　順など。

日本のシンドラーといわれた杉原千畝（ちうね）氏の物語で彼がユダヤ人難民たちの為に書いた愛と勇気のビザ発行の物語。
出演者皆さんの歌唱力も素晴らしくダンスシーンもあきさせない素晴らしい出来栄えの作品。
主演の吉川晃司は背も高く主役としてのオーラに輝いて素敵。
シンガーなので役としての歌はどうかな？と思いましたがなかなかセクシーな声で杉原千畝の苦悩を表現して良い歌唱力と思います。

実は沢木　順さんから役柄としての歌い方で吉川さんがかなり悩んでいるという話は聞いていたのです。
私達シンガーは歌は歌として捉えて歌いますから役として歌うミュージカルのような場合最初は難しいかもしれません。
でもセリフを言うのと同じように歌っていくのですからちょっと歌のモードを変えれば・・・自分としてでなく役で歌えば感情を入り方が変わりますね。
だから沢木さんが歌うのはいつも役としての歌なのでその芝居を見ていないと表現がオーバーに感じることが多々あります。
ファンの人たちは彼の演じた役そのままを舞台を見ているように感じ歌に引き込まれていくのでしょう。
沢木さんの歌は初美とのデュエットコンサートの10月4日十字屋ホールでぜひ堪能してください。

このミュージカルを見て感動と共感をするのは人道的立場から命を助けることを選んだ杉原氏の生き方の素晴らしさです。それも戦時中の領事館として政治の圧力に屈せず人々にビザを発行するなど勇気のいる行為。
その正義感を吉川さんが演じるのでとても魅力あふれる作品に仕上がっています。
22日まで上演とのことですのでぜひ劇場まで足を運んでください。

実は初美は普通入れない楽屋へ沢木さんを訪ねて潜入。（チェックの厳しさは相当です）
そこで吉川晃司さんにも会えたのだ！
背が高～くハンサムというより・・・チャーミングな青年という印象。
沢木さんが言っていたけど元板前の経験も彼はあるそうだとか。
素敵な吉川さんにちょっと思いをはせている初美です。

そうだ！さっそく吉川さんのＣＤを聞いてみよう！！！