「サロンで朗読劇とお茶会」

場所は戸越銀座の志村スタジオ１階。
志村紀一氏は初美友の会の会長さん。
そのご自宅の素晴らしいスタジオをお借りしての朗読会でした。



出演は東宝現代劇の第一期生・・小林誠氏と初美
ダンスのクマちゃん役に志村紀一氏。
演出は井上貴湖さん。
効果音は横山健氏。



最初は小林誠さんが主に朗読した「停車場の少女」岡本綺堂作。
初美は主人公に友人の死を停車場で告げる謎の少女役でした。
さっきまで一緒だった自分の友人ケイコが急にしんでしまう謎のミステリー。
「ケイコさんは死にました」のセリフをどう言うか、恐ろしさを感じさせるか・・・
難しいです。



そして「痴人の愛」谷崎潤一郎作。
１５歳の少女ナオミを自分好みの女性にしていきたいと愚かな夢を抱く男が女の色香
と欲望の虜になっていく物語。
その奔放な女ナオミを演じました。



男を翻弄し傲慢な女になっていくナオミの変身ぶりを演じるのは興味もあり楽しかっ
た。



ナオミの浮気相手のクマちゃんに志村紀一さんが演じ二人で踊るダンスシーン場面は
実際にルンバを踊りました。
ファンの評価によると紙芝居が飛び出してきたみたいとか・・・。
つまり朗読するだけでなく踊ったり立ったり座ったり歩き回ったり立体的な演じ方で
した。

朗読は聞く人それぞれは色々なイメージをわかせて面白いと思います。
私も１５歳の少女から２３歳までの変化を演じるのがとても面白く今後も朗読はトラ
イしたいと意欲がわきました。

お客様の中にはＮＨＫステージ１０１時代に構成をしていた大倉徹也夫妻も見えてく
ださり感激でした。
懐かしい方ですが初美の成長をいつも見守ってくださり適切なアドバイスもいただき
ます。