「ビッグデータ」時代において「データサイエンティスト」という職業はすでに、業界で最も注目となっている職業の1つであると言えるのでしょう。その年収は経験やスキルによってばらつきはありますが、約350万円から1000万円くらいまでだと言われています。ビッグデータをビジネスに活用したいと考えている企業は増えています。しかし、IT人材の中で特にデータサイエンティストは供給不足の状態にあります。
この背景において、ますます多くの人々がデータサイエンティストの仲間入りを求めています。それでは、データサイエンティストは一体どんな仕事をしているのか、そしてそうなるには取得しておくべき資格9選、最後データサイエンティストになるため無料学習サービス5選について紹介します。
データサイエンティストは、いわゆる「データ分析」、データの収集、照合、分析、および業界調査、データに基づく評価と予測を専門とするさまざまな業界の専門家を指します。
ビッグデータ時代において、企業が保有するデータは多岐にわたります。売り上げデータや顧客情報に関する情報など、さまざまな種類・形式のデータがあり、その量も年々増え続けています。他社との競争においてデータの重要性が見直されてきました。現在、世界500社の90%以上がデータ分析部門を設置しています。 IBM、Microsoft、Googleなどの有名な企業は、データサービスへの積極的な投資、データ部門の構築、データ分析チームの育成を行っています。政府や多くの企業は、データと情報が企業の知的資産と資源になり、データを分析および処理する能力がますます技術的な手段になっていることを認識しています。
データサイエンティストの仕事内容は簡単に言えば、「第一はデータを収集すること。第二は「データを分析すること」です。例えば、企業の売上データや顧客データなどさまざなデータからしかわからないことを分析して企業の事業戦略を作成しています。だが、そのデータの量があまりにも膨大なので、データサイエンティストはその膨大なデータを統計学やIT關係の知識で整理して営業状況や顧客画像などを分析することが仕事です。
ほとんどのデータサイエンティストが持っている資格だと言われています。この2つの資格は有名なディープラーニング協会によっ2017年に設立されたものです。ディープラーニング協会はディープラーニングを事業の核とする企業が中心となり、ディープラーニング技術を日本の産業競争力を向上させるのを目的としています。
G検定とE資格はそれぞれ以下のような人材を検定しています。その違いは簡単に言えば、G検定はコンサルや上流エンジニア向け、主に基礎的な知識や事業に活かすための知識があるかどうかを図る目的で、一方E資格は完全にテクニカルなエンジニアや研究職向け、ディープラーニングを実装するエンジニアの技能を認定する目的だという印象があります。
試験名 :G検定
試験時期:年3回、3・7・11月
受験資格:制限なし
受験料(税抜き):一般 12,000円/学生 5,000円
合格率(参考):57%
公式サイト:https://www.jdla.org/business/certificate/
試験名 :E資格 (E"検定"は電気・電子系技術検定試験)
試験時期:年2回、2・8月
受験資格:JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること
受験料(税抜き):一般 30,000円/学生 20,000円/JDLA正会員・賛助会員 25,000円
合格率(参考):69%
公式サイト:https://www.jdla.org/business/certificate/
特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が、オープンソースデータベース(OSS-DB)に関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定するIT技術者認定資格です。「Silver」(シルバー)と「Gold」(ゴールド)の二つのレベルがあります。
「Silver」と「Gold」はそれぞれ以下の人材を検定しています。
試験名 :OSS-DB Silver
試験時期:随時
受験資格:制限なし
受験料(税抜き):15,000円
合格率(参考):70%
公式サイト:https://oss-db.jp/outline/silver
試験名 :OSS-DB Gold
試験時期:随時
受験資格:Silver資格取得必要
受験料(税抜き):15,000円
合格率(参考):60%
公式サイト:https://oss-db.jp/outline/gold
データサイエンスだけでなく、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。
試験名 :基本情報処理技術者試験
試験時期:年2回、4・10月
受験資格:制限なし
受験料(税抜き):5,700円
合格率(参考):20%
公式サイト:https://www.jitec.ipa.go.jp/
試験名 :応用情報技術者試験
試験時期:年2回、4・10月
受験資格:制限なし
受験料(税抜き):5,700円
合格率(参考):20%
公式サイト:https://www.jitec.ipa.go.jp/
データサイエンティストになるには最も有利な資格は「Python」でしょう。 Pythonエンジニア育成推進協会は、Python次期試験「Python3エンジニア認定データ分析ベータ試験」を、2019年8月27日~9月30日までの期間、全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターで実施します。この試験は、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験です。
試験名 :Python 3 エンジニア認定データ分析試験
試験時期:2019/8/27~9/30(初回)
受験資格:制限なし
受験料(税抜き):一般人1万円/学割5千円
合格率(参考):20%
公式サイト:https://www.pythonic-exam.com/
データサイエンティストは、文字の他にも画像や音声などのデータを取り扱います。そのため、データサイエンティストには画像処理に関する知識やスキルが必要です。この試験は画像処理の技術に関する専門的な理解と、ソフトウェアやハードウェア、システムの開発に知識を応用する能力が図られので、難易度がかなり高いと言われています。
試験名 :画像処理エンジニア検定 エキスパート
試験時期:年2回、7・11月
受験資格:制限なし
受験料(税抜き):6,600円
合格率(参考):45.4%
公式サイト:https://www.cgarts.or.jp/kentei/about/img_engineer/index.html
データを分析する上では、統計学の存在は避けられないでしょう。「統計検定」とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。
データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力は、仕事や研究をするための21世紀型スキルとして国際社会で広く認められています。レベルは、「4級〜1級」まで5つの段階がありますので、それぞれの料金も異なります。
試験名 :統計検定
試験時期:年2回、6・11月(1級は11月のみ、準1級は6月のみ、ほかは2回受験できる)
受験資格:制限なし
受験料(税込み):3,000〜10,000円
合格率(参考):20%〜64.6%
公式サイト:http://www.toukei-kentei.jp/
ORACLE MASTERとは、世界的にも知られている大企業オラクルが公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を認定する資格です。試験ではデータベースの管理/運用のほか、SQLの習熟度を問う問題が出題されます。SEやプログラマーの間でも人気のベンダー資格なので、取得を目指す方も多い資格です。レベルはBronze、Silver、Gold、Platinumの4つに分かれています。
試験名 :オラクルマスター
試験時期:平日/土日祝日(不定休)
受験資格:Bronzeだけ制限なし、ほかは前のレベル取得必要
受験料(税抜き):Bronze :40,200円
Silver :26,600 円
Gold :26,600 円
Platinum :238,000円
合格率(参考):20%〜64.6%
公式サイト:https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html
ITパスポートは、ビジネスに欠かせない必須のツールとなっているIT・情報技術に関する基礎的知識を証明する資格です。情報技術に関する基礎的な知識のほか、経営・財務の基本など、それぞれの分野における基礎的な用語・概念の理解を総合的に証明でき、より上位の情報処理技術者試験への足がかりとしても人気の国家資格です。
試験名 :ITパスポート
試験時期:随時
受験資格:制限なし
受験料(税抜き):5,700円
合格率(参考):50%
公式サイト:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
統計士・データ解析士は、実務教育研究所の通信講座を修了することで認定される統計資格です。統計士は「現代統計実務講座」、データ解析士は「多変量解析実務講座」に対応し、資格認定のほか、文部科学大臣賞や実務教育研究所賞など、表彰制度も充実しています。統計関連の通信教育としては日本で唯一の文部科学省認定講座で、仕事で忙しい方も無理なく学習できる点が人気です。
試験名 :統計士・データ解析士
試験時期:随時
受験資格:一般財団実務教育研究所の「現代統計実務講座」を受講する必要
受験料(税込み):講座:約5万円/試験:5千円
合格率(参考):50%
公式サイト:http://www.jitsumu.or.jp/courselist/analyze/analyze-ertified#prize
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この記事はデータサイエンティストになるには取得しておくべき資格9選と無料学習講座5選について紹介しました。データサイエンティストになりたいと思う方はぜひ本記事をご参考いただければ幸いです。
しかし、資格を取っただけではあくまでも本から学んだ知識なので、人それぞれなのでそれほど実践に活かせるかどうかがわからないです。やはり、資格をとってから実践に生かして経験を積んでいくことが大切です。
参考記事:
https://www.torikun.com/entry/datascientist-qualification/#i-8
https://career-picks.com/license/datascientist-shikaku/
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