乗鞍高原・上高地情報

乗鞍高原と上高地の四季の自然の姿を現地に滞在するガイドが紹介します。

静かなる園地

2014-01-18 22:00:19 | 《超不定期連載》Rockyツレヅレ記

乗鞍高原のネイチャースキーは、その日の雪質とお客様の経験やスキルによってコースは様々に変更できるのですが、ちょっとコースをずらすだけで難易 度や楽しさがガラリと変わるのがネイチャースキーの良さ&難しさ。地形や雪の状態を常に把握しないとなかなか納得の行くツアーリングはできない・・・そしてネイチャースキーのコースバリエーションの一つに一ノ瀬園地があります。

休暇村から下る口笛の径や、ツアーコースの途中から入る白樺の小径を経由して、あるいは東大ヒュッテから直接下りるコースや、ちょいと難易度高いですが夜泣峠から下りたりもできます。もちろんベーシックに、林道を歩いて行くこともできます。

経由地としてちょっと寄るだけだったりすることもあるし、メインとして使うこともあります。池があったり坂があったり、広いのでたくさん歩けたり、使い方も色々。ということで、今回改めて一ノ瀬園地に遊びに行って をスカウティングしてきました。

一ノ瀬園地の入口はここネイチャープラザ。冬はお店の方は営業していませんが、乗鞍高原では貴重な冬季トイレがありますので、利用頻度は高い。

奥の建物がネイチャープラザですが、天気の良い時は背後に高天原メインの乗鞍岳が美しく見えます。

 

そこから乗鞍岳に近づく形であざみ池方面に行くことも多いですが、今回は趣向を変えて左のスーパー林道(冬期は車両進入不可)から巻いてみました。

ちょっと行くと座望庵。ここも冬季は営業していませんが、景色もなかなか。

 

座望庵からは「日本一平」と背後に乗鞍岳が(曇ってなければ)一望できます。

 

座望庵から林道をもう少し進んでから左に入っていくと「まいめの池」があります。

 一応ここも池の上に乗れそうです。スノーシューの先客がたくさんいました。

 

 

こんな先客もありました。オコジョの足跡です。写真下の方から右上に走っています。

 

そしてルートを少し外れると、パウダーゾーンが。この日はすねくらいの深さでしたが、歩いても滑っても気持ちイイ!こんな気持ちの良い場所が一ノ瀬にはたくさんあります。

 

その後はわりと平坦な所を経由して奥地の女小屋(めごや)の森まで行けるのですが、今回はその辺ははしょります。

んで、少し丘を登ったりしてみます。

丘の上に、こんな木が。比較的低めの位置に「アカミ(赤実)のヤドリギ」「キミ(黄実)のヤドリギ」「ホサキ(穂先)のヤドリギ」と、乗鞍高原で見られるヤドリギの3種類が全部あります。あと20cmほど積雪が増えるか、身長が185cmくらいあれば、できそうでなかなかできないヤドリギの食べ比べができそうです。

 

次は別の丘に登り、頂上から北を見る。真下には30~35度くらいの急斜面。ネイチャースキーにはなかなか厳しい斜度ですが、北斜面は常にフカフカ。ちょい密林気味ですが、時間にゆとりがあれば、登り返してこのパウダーを何回も滑りたい・・・が、今日は午前中で帰らないと午後の留守番に差し支える・・・ので、今回は仕方なくこの丘からの最も優しいルートで下り、泣く泣く留守番に戻りました。

一見平坦に見える一ノ瀬ですが、ネイチャースキーならアドベンチャーがたくさん。一日遊べるなァ。

また今度来よう。

by Rocky

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿