乗鞍高原・上高地情報

乗鞍高原と上高地の四季の自然の姿を現地に滞在するガイドが紹介します。

「俺は野麦へ滑る!!」

2013-04-26 17:07:56 | 乗鞍アドレナリン日記

先日自身の経験値アップと未知なるフィールドへの探究心から旅に出た・・・・

ドロップインポイントは主峰剣ヶ峰にひっそりと寄り添う、知る人ぞ知る3000メートル峰「大日岳」。

別名「奥ノ院」。

3000メートルを超えるビッグスケールにも関わらずひっそりと・・・・ひっそりと・・・・鎮座し続ける・・・・

自己主張することもなく、ただただ聳えるその姿はまさに「奥ノ院」。

そんな高峰から長く伸び、時に峻嶮さを見せながら野麦峠に落ち込む大谷こそが今回の舞台「岳谷」。

途中、調子に乗って滑り続けると?これまたビッグスケールな秘瀑「岳谷滝」にひとっ跳び・・・・

無論、死は免れないのだ。

さてさてここからが本番開始!

谷のお次は、迷路のように樹林を縫いながら、高度計と地形図を睨めっこしながら濁川林道に到着しなければ宿での暖かなもてなしは受けられない。

とまあ相変わらずの長い前置きになってきたのでここまで。

今日は写真のデータ量も相当なものなので、一枚につき1コメント形式でこみ上げるアドレナリンを文字に化けさせたいと思う。

お馴染み相棒の乗鞍の電脳「松」。今日もブルースリー張りのオレンジインナーが読売巨人軍を思わせる・・・・

本人は最近、俗に言う「贅沢病」の疑いがかかり、P体少なめの食事と、異常なまでの水分量摂取を余儀なくされている・・・・

今回もそんな不治の病を隠して参加!

合言葉は「発作が出たら?はい!ヘリコプター~」

「今時どこで売ってんの?その純白リップ?!」でお馴染みのPJ峰のテレマークの師匠「良さん」!

このオヤジ!今年で65歳?!にも関わらず僕らを常にリードし、テレマーク大好き人間を量産していく。

只今、「100名山スキー滑降完全制覇」目前のツワモノ。 

この写真は本人了解済みで「遺影」として撮ったもの(笑)。

さてさてスキー場を抜け、森林限界を抜け、稜線に到着!

後方に堂々たる山容を見せるは名峰「木曽の御嶽山」。

その姿は3人の胸を躍らせ、心をこれでもかっ!と鷲掴みにさせてくれた・・・・

3人で思わずパシリ!そしていつも通りの固い握手!!

勿論!谷に出てからも貪欲に頂を詰める。

各自思い思いのドロップインの形を妄想しながら突き進む。

そして!思い思いのシュプールを刻む!!

刻む!!!!!!

刻みまくる!!!!!!!!!!

そしてそして老いも若きも、初心者も熟達者も、女も男も、子どもも大人も、俺もお前も?

満面の笑み!!

大滑走しようが、大転倒しようが、贅沢病にかかろうが関係ない!!!(松!多用してごめん。)

バックカントリーに決まりなんてない。

あるはずがない!

各々のペースで、各々の計画で、各々の野心で雪山と対峙する。

その姿は清く美しく、とにかく山に映えるのだ!!

 

途中、滝に行く手を阻まれたり、立木に衝突しそうになったり、自分のスキル以上の斜面に脱帽したり、最悪の雪質にケチョンケチョンにされたり・・・・

はたまたこんな絶景に癒され、下山途中の春の便りにほっこりしたり、沢の清水で喉を潤したり・・・・

そんな全てがバックカントリーであり、そのありのままを受け入れることこそが山との融合である。

これだから山は、BCは、仲間との旅は止められない・・・・

良さんじゃないけど、僕も一生!死ぬ直前まで続けることだろう!!

いつまでも、こんなガッツポーズを追い求めて・・・・

皆さんもそんなライフスタイルを追い求めてみては?

挑戦者よ乗鞍へ集いたまえ!!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
計画しております!! (PJ峰)
2013-04-30 10:06:26
その通り!よく覚えていますね!!
「まだこんな雪????」
今日も山頂エリアは降っておりますよ・・・・
それが乗鞍のポテンシャルの高さなんです。
恐るべし・・・・
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日々こんな・・・ (みつ)
2013-04-28 12:40:56
いいよねーいつも楽しくて。
高天原は奥千町に行く時に通った所ですね。
まだこんなに雪が・・・
ウィルダネスの頃は大丈夫かなぁ
遊んでばかりいないで計画してください
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