「目覚めのＭＴＢダウンヒル・・・・」

朝もやの中、心地良い陽光が部屋を暖め始めたＡＭ７：３０。
小鳥のさえずりも美しく、ＰＪコンビの一日が始まろうとしている・・・・

「おはよう！マサさん！！行っちゃう？」
「もちろん！！」

ということで、眠い目を擦りながら、コーヒーを入れる。
朝食は、ドリップコーヒーにチョコレート。
昨晩の呑みすぎ＆食い過ぎにより節制することに・・・・
まだ胃の中には二人で平らげた郡上名物「けいちゃん」と日本酒「銀嶺立山」が少々残っているようだ。
いつもは朝から２合は軽くやっつけるＰＪではあるが、もう三十路が近く、Ｕ本氏のように腹の肉が付いたら困るので、ここは我慢・・・・
というよりこれから始まる、標高１５００メートル高地でのＭＴＢヒルクライムに備えてのことだ。

しかしこの季節、毎度の如く語っているが「紅葉」が素晴らしい。
本当は「素晴らしい」何て言葉で表現したくないが、他に表現するボキャブラリーが思い浮かばない為、止む無く使うとしよう。
まあ、今は朝、堅い事は抜きにして、目に映る景色をそのままぼんやり見ていたい気分。
マサさんは美味そうにラッキーストライクを一服。
キリッとした晩秋の乗鞍の冷気にタバコの煙が混じり、誰も怪我していない新鮮無垢な朝が目覚め始める。
僕はこれから待ち受けているダートに備えて、地味な練習でウォーミングアップ。
ひとしきり各々の準備が、各々のペースで終了したら自ずと出発。
気心知れた仲間であるからこそのタイミングがあるものだ。
特にお互いを急かす事もなく、待たす事もなく絶妙な呼吸が心地良い。
そう！こんな清清しい朝は、ルーズでもタイトでもなく、その中間で事が進んでいくのがベスト・・・・

今日は事務所から見渡せる範囲のシングルトラックを攻める予定。
おおよそ１時間のショートトリップ。
しかし、ここは乗鞍美林地帯。
全山紅葉の夢のような世界を、スピーディーに、アグレッシブに駆け抜けるのだ・・・・
思えば僕もこのコースを楽しむのは久方ぶり。
甘く見ていると足下をすくわれかねない！
「慎重に、慎重に・・・・」
とは言え、トラックにドロップインするとそんな事は過去の教訓。
本能の赴くまま全身全霊で大自然と対峙するだけだ！！

何はともあれ、まずはヒルクライムから～
「それでは！行ってきま～す！！」

ＭＴＢ朝の日課.MOV